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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/1/28 14:30)
【ザルツギッター=ロイター時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は25日、8億7000万ユーロを投じて、2020年までに電気自動車(EV)用の部品の開発を行い、EV用電池の製造などを行う方針を発表した。EVの量産を控え、同国内でEV用電池に加えて、移動式充電設備の製造を行う。
また、エンジンなどを製造しているハノーバー工場の近くで、充電設備の製造を開始する。充電設備では、1度に最大15台の充電が可能。充電設備は、ロックコンサート会場といった充電が必要とされる場所に移動することができる。利用者は、スマートフォンのアプリを使って、充電設備を探すことができる。
VWは「必要なときはいつでも、充電できる柔軟性と独立性を併せ持っている。例えば、都心の公共駐車場、企業の社屋、大規模なイベント会場で臨時に設置することなどを想定している」と述べた。
充電設備は、太陽光や風力エネルギーを蓄え、オフピーク時に自動充電することで、電力送電網への負担緩和を図る。1基目となる充電設備は、19年中にVWの本社があるウォルフスブルクに設置予定。20年には他の都市にも設置したい考えだ。
(2019/1/28 14:30)