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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/2/27 12:00)
【アバロン(オーストラリア)=ロイター時事】米航空機大手ボーイングは、英国の欧州連合(EU)離脱に備えて、英国と他国の配送センターの間でスペア部品の移動を進めていることを明らかにした。
同社のサービス事業サプライチェーン管理担当トップ、ケン・ショー氏が26日、オーストラリア国際航空ショーで明らかにした。
同氏は「スペア部品を適切な場所に配置するようにしている」とし、「需要動向を継続的に注視している。これまではロンドンの配送センターからフランスに部品を送ることについて心配する必要はなかった。今後は、意図的な配置が必要となるため、在庫の再配分を進めている」と述べた。
欧州の航空機大手エアバスも今月、部品の備蓄やITシステムの確保など、英国のEU離脱に向けた準備のため、すでに「数千万ユーロ」を投じたことを明らかにしている。
ショー氏によると、ボーイングでは、英国から出荷する部品は米国など欧州大陸以外に配送されることが多く、英EU離脱は同社の製造過程には大きな影響を及ぼさない見通し。
(2019/2/27 12:00)