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[ 科学技術・大学 ]
(2019/3/10 07:00)
【ワシントン=AFP時事】米航空宇宙局(NASA)は8日までに、2機の超音速機から発せられた衝撃波が相互作用する様子を初めて捉えた写真を公開した。NASAは、衝撃波による爆音(ソニックブーム)を出さない超音速旅客機の実現を目指しており、その研究の一環だという。
航空機は飛行速度が音速(時速約1225キロメートル)を超えると、衝撃波を生み、耳をつんざくような音の原因となる。
今回、米空軍の2機の超音速練習機T38が高度約9000メートルで、約9メートルの間隔で飛行。別の機に搭載された最先端の高速度カメラが、両機から発生した衝撃波の魅惑的な画像を捉えた。
衝撃波の詳細な画像を撮影する技術は、低騒音の超音速航空機X59の開発に「極めて重要」だという。NASAと協働するエアロスペース・コンピューティング社のニール・スミス氏も「このデータは衝撃波の相互作用をより良く理解するのに役立つ」と指摘した。
(2019/3/10 07:00)