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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/3/17 07:30)
【シカゴ=時事】15日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、航空機大手ボーイングが昨年10月に起きた墜落事故を受け、新型旅客機「737MAX」のソフトウエアの改修を当初は昨年末ごろに行う予定だったと報じた。今月10日のエチオピアでの事故後、同社は数週間以内にソフトを更新すると説明しており、対応の遅れが事故の続発につながった可能性がある。
同紙によると、昨年のインドネシアでの事故後にボーイングの担当者が米サウスウエスト航空、アメリカン航空の操縦士組合の関係者と個別に会い、同年末ごろまでにソフトを改修すると説明。しかし両航空は現在も更新待ちの状態だという。
一方、エチオピアの事故を受けてボーイングは11日、昨年の事故後数カ月間、操縦系統ソフトの改良に取り組んでおり、「既に安全な航空機をさらに安全にする」と強調。ソフトは数週間以内に更新されると説明していた。
現時点で墜落事故とソフトの因果関係は分かっていない。2件の事故は離陸直後に発生しており、飛行データから「類似性」が指摘されている。
(2019/3/17 07:30)