[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】米ボーイング、737MAXの更新ソフト 今月中にも提供

(2019/3/18 11:30)

  • 737MAX8の操縦室(15日、スカルノ・ハッタ国際空港=ブルームバーグ)

【シンガポール、パリ=ロイター時事】米航空機大手ボーイングは、墜落事故が相次いだ新型旅客機「737MAX」の更新ソフトウエアを、1週間から10日以内に提供する計画だ。この件に詳しい関係者らが語った。

 ボーイングは昨年10月にインドネシアで起きたライオン航空機の墜落事故を受け、失速防止システムと操縦用ディスプレーのソフト更新作業を進めている。

 墜落したライオン航空機と、10日に墜落したエチオピア航空機の飛行経路に類似性があることから、737MAXのシステムに対する新たな疑問が浮上している。ただ、両機共通のソフトに潜在的なリスクがあるかどうかは、これまでのところ解明されていない。

 AFP通信が最初に伝えた更新スケジュールについて、ボーイングの広報担当者は11日の同社発表に言及しつつ、この先数週間内に737MAX全てに更新を適用すると説明した。

  • エチオピアの首都アディスアベバ郊外で、墜落したエチオピア航空機の破片を集める救助隊員ら(13日、EPA時事)

ボーイング、ソフト更新は最終段階

【ロイター時事】米航空機大手ボーイングは17日、新型旅客機「737MAX」の墜落事故が相次いだことを受けた、同型機のソフトウエア更新とパイロット訓練の見直しが最終調整の段階に入っていると発表した。

 エチオピア航空が運航した「737MAX8」が10日墜落し、乗客乗員157人全員が死亡した。

 ソフト更新は、誤ったセンサー入力があった場合の飛行制御システム「MCAS」の対応の問題を解決するものという。

(2019/3/18 11:30)

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