【電子版】欧州議会、夏時間 21年廃止を可決

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  加盟各国承認による廃止決定後は、夏時間と冬時間のどちらを標準時間に使用するかを選択することになる

【ストラスブール＝AFP時事】欧州連合（EU）の欧州議会は26日、EUの夏時間制度を2021年に廃止する法案を賛成410票、反対192票の賛成多数で可決した。加盟各国で構成する閣僚理事会の承認を得た上で、廃止後は現在の夏時間を選ぶか、冬時間を選ぶか討議を続ける。

　EUではドイツを中心に夏時間廃止を望む世論が強い。欧州委員会は当初、19年廃止の方針だったが、廃止後にどの時間を選ぶかで加盟各国が対立。法案を担当したスウェーデンの欧州議員は「加盟国間で調整する時間を設けた」と先送りの理由を説明した。