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[ 科学技術・大学 ]
(2019/4/13 05:00)
【エルサレム=時事】イスラエルの民間団体「スペースIL」が同国国営の航空企業IAIの協力を得て開発した無人月面探査機「ベレシート」が11日夜(日本時間12日未明)、月面への着陸を試みたが、失敗に終わった。地元紙ハーレツ(電子版)が報じた。
着陸に向けた手順を開始し、探査機が月面から高度10キロメートル未満の距離まで近づいたところで交信が途絶えた。機体はその後、月面に衝突したとみられ、管制室は「月と接触したが、望んだ形ではなかった」と述べた。エンジンのトラブルなどが発生していたという。
探査機は2月下旬、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられ、民間探査機初の月面着陸を目指していた。民間による取り組みとしては、日本の宇宙開発のベンチャー企業、アイスペース(東京)も2021年の月面着陸を目指し、探査機の開発を進めている。
(2019/4/13 05:00)