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(2019/4/17 05:00)
“夢”実現/次のステージに
りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社は16日、「第31回中小企業優秀新技術・新製品賞」の贈賞式後、レセプションを開いた。豊永厚志中小企業基盤整備機構理事長をはじめとする来賓や審査委員、受賞者らが参加。会場は和やかな雰囲気で、技術談議に花を咲かせた。
一般部門で優秀賞を受賞したインテックス(東京都千代田区)の八木穣社長は「新たなビジネスモデルや海外展開などさまざまな形で製品を提案する中で、今回の受賞をステップとして次のステージに行きたい」と語った。
オーレック(福岡県広川町)は水田除草機「WEED MAN」で受賞。今村健二社長は「開発には10年以上の歳月を要した。稲の株間の除草が可能になり、今後は製品を通じてさらなる安全・安心な米づくりに貢献したい」と述べた。ナルックス(大阪府島本町)は広範囲で均一な投影像ができる薄型マイクロレンズで受賞した。北川清一郎社長は「ビジョンの『光と極限の夢』を実現できた。今後も持続的に開発品を生み出していきたい」と成長を誓った。
ニットー(横浜市金沢区)は装着型姿勢固定具「アルケリス」で受賞した。アルケリス事業部の飯田成晃部長は「医師の疲労軽減を目的に開発したが、他の立ち仕事でも使える。受賞を機により多くの方に広めたい」と意気込んだ。ネットワークアディションズ(神奈川県秦野市)の浅野篤哉社長は「受賞した高精度時刻同期装置はハードウエア論理とソフトウエア論理を全て社内で開発した。本受賞を励みとして、今後製品の展開をしていきたい」と強調した。
ロボテック(東京都中央区)は、約1トンのつり荷でも数百グラムの力でハンドリングできる電動バランサーで受賞。吉本喬美社長は「『こんなものが欲しかった』と言ってもらえるユニークな製品作りをこれからも続けたい」と抱負を語った。
(2019/4/17 05:00)