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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/4/24 05:00)
テスラの使命はかつて、手頃な価格の電気自動車(EV)を大衆市場に投入することだった。しかし、ここにきてイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はそれを撤回し、自動運転技術とライドシェア・サービスを組み合わせると表明した。
マスクCEOは22日の投資家向け説明会で、テスラ車100万台が来年半ばまでには自動運転モードで公道を走行できるようになると発表した。テスラ車のオーナーは「ロボタクシー」と称するライドシェアのネットワークにマイカーを提供し、人が乗らなくても自動運転モードで走らせることができるという。
とっぴな予測も遠慮なく口にするマスクCEO(47)でも、これは非常に野心的なスケジュールだ。自動運転分野で業界リーダーと広く受け止められているアルファベット傘下のウェイモは、セーフティードライバーなしで自動運転車を走行させることは避けている。しかし、テスラのEV需要を巡って懸念が広がる中、マスクCEOは自動運転のロボタクシーの本格導入準備が整えば、同社にとってもテスラ車オーナーにとっても大きな金銭的利益を得られると説明した。
カリフォルニア州パロアルトの本社で開いた説明会で同CEOは、「消費者が今日受け止めるであろう基本的なメッセージは、テスラ以外の車を買うのは経済的にばかげているということだ」と語った。
テスラの投資家にとって問題は、短期的に費用が高くつくことになる点だ。自動運転技術に絡むコストについて問われたマスクCEOは、「基本的には当社の全ての費用体系だ」と返答した。(ブルームバーグ)
Tesla Vision uses path prediction to accurately predict how a road will extend, even when it can’t see around the corner pic.twitter.com/09qPkpqwSC
— Tesla (@Tesla) 2019年4月23日
(2019/4/24 05:00)