[ ICT ]
(2019/5/4 05:00)
【ニューヨーク=時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は3日、ソフトバンクグループが10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の上場を検討していると報じた。資金調達を拡充し、人工知能(AI)分野など最先端の技術開発を行うベンチャー企業への投資を一層拡大するのが狙い。少なくとも同規模の第2ファンド創設も検討しているという。
ソフトバンクは2017年5月、サウジアラビアの政府系ファンドなどとビジョン・ファンドを設立。上場を予定している米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズや共用オフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーなど有力企業に投資している。
ビジョン・ファンドの上場により、一般投資家も上場ファンドを通じて将来性の高い未上場のベンチャー企業への投資が可能となる。またソフトバンクは、オマーン政府から同ファンドへの数十億ドルの出資を得るための交渉も開始しているという。
(2019/5/4 05:00)