[ 政治・経済 ]
(2019/6/24 05:00)
世界の人口動態が大きく変化しつつある。高所得国の人口は20年以内にピークに達すると見込まれ、多くの経済大国ではすでに減少している。
国連の最新データによれば、欧州では大半の国で人口が減少し、現在の7億5000万人近くから2100年までに約6億3000万人と、1億2000万人減る見通し。イタリアだけで2000万人減り、ドイツは900万人、アルバニアとモルドバ、セルビアは人口が半減すると予想されている。
一方、英国は1000万人増える見込み。ノルウェーとスウェーデン、スイス、アイルランドも人口が増えそうだ。
インドは2027年前後に中国を抜き、人口世界一となる見通し。中国の人口は2100年までに3億7500万人減ると予想され、今は世界人口の5人に1人が中国人だが、2100年までにはその割合が10人に1人未満になる。
世界の人口は2050年に97億人に達し、2100年ごろに110億人近くでピークとなる見通し。(ブルームバーグ)
(2019/6/24 05:00)