[ トピックス ]
(2019/8/7 05:00)
日刊工業新聞社が8日発売するプレス技術9月号は「プレス金型の品質を高める熱処理・表面処理の活用法」を特集する。
部品の加工難易度や数量、非加工材種に合わせた最適な熱処理・表面処理の組み合わせ、選択方法を提示する。自動車の軽量化ニーズを背景とした高張力鋼板(ハイテン)やアルミニウムなどの難加工材への対応や多品種少量変量生産の増加に適したプレス金型のための活用法を解説する。
解説では熱処理、表面処理の基礎的事項に加え、「超硬合金金型の長寿命化を実現する表面処理技術の開発」といった最新の事例を紹介。機能解説では大型金型の熱処理ひずみ修正技術、最新レーザー焼き入れ技術などの最新動向を取り上げる。
金型製作で、熱処理・表面処理は型の信頼性向上に欠かせない。熱処理は耐摩耗性、靭性(じんせい)、耐熱性、被加工性などの改善、向上を目的とし、表面処理は母材の強度、靭性を損なうことなく表層部の耐摩耗性や摺動(しゅうどう)性を向上させ、金型の長寿命化や高機能化に結びつけることを狙っている。
(2019/8/7 05:00)