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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/9/4 14:00)
世界の電気自動車(EV)販売台数は7月に初めて減少した。中国が購入補助金を削減したことが響いた。急成長するEV市場で政府支援が果たしている役割が浮き彫りになった。
サンフォード・C・バーンスタインの3日のリポートによると、世界のプラグインEV(乗用車)販売台数は前年同月比14%減の約12万8000台。中国と北米で減少し、欧州では増加した。
世界最大のEV生産国および市場である中国で伸びは鈍化しつつある。補助金削減や景気減速が消費者の購入決定の重しとなっている。中国政府は新エネルギー車(NEV)の個人購入に対する補助金を6月26日に削減した。
バーンスタインによれば、1-7月の世界EV市場は35%拡大。2019年通年の販売台数は23-48%増加し、240万-290万台になると予想している。
7月はメーカー別の販売台数で、米テスラが約2万台で首位。ウォーレン・バフェット氏が出資する中国ブランド、比亜迪(BYD)が2位だった。(ブルームバーグ)
(2019/9/4 14:00)