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(2020/4/27 05:00)
地域の健康・医療支えたい
(総合1から続く)横浜市の出身です。祖母と母が薬剤師をやっていたこともあり、なじみのある職業でした。祖父は医師で、兄も工学系ということもあり、理系の職業を身近に感じていました。
大学時代は白血病に関する抗体医薬の研究に打ち込みました。当初、就職活動では製薬会社も考えましたが、ヘルスケアビジネスに携わり、幅広く健康や医療をバックアップしたいと、商社を軸に入社試験を受けました。
2017年、住友商事に入社しました。就職活動中は文系、理系を問わず、大学のさまざまなOB・OGを訪問し、話を聞きました。住商は真面目で穏やかな雰囲気や、住友の事業精神を大切にしている方が多かったのが印象的でした。
少子高齢化の進展で医療費が増大する中、ドラッグストアも高度な機能を求められるようになってきました。
現在、私はトモズの出店計画などの会議に参加したり、予算作成に携わったりしています。トモズでは調剤のオペレーションを自動化する実証実験を行い、対物業務を効率化することで、薬剤師が患者さんと向き合う時間を増やせるようにするなど、新たなことに挑戦しています。今後も地域に根差したかかりつけ薬局を目指し、多様な取り組みを進めていきたいです。
約5年前からランニングをやっています。これまでフルマラソンに3回挑戦しました。平日の仕事帰りに会社の同期と皇居周辺を走ることもあり、1週間で10キロメートル走るのが目標です。旅行や映画鑑賞も楽しみの一つです。(文=浅海宏規、写真=成田麻珠)
◇住友商事ヘルスケア事業部 石田彩(いしだ・あや)さん
(2020/4/27 05:00)