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(2020/6/8 05:00)
いろんな人の“楽”を考える
(総合1から続く)工学院大学工学部電子工学科の卒業です。学生時代はデジタル回路や半導体関係などについても学びましたが、当時はPHSや携帯電話が次々と進化していたこともあって、特に通信関係に興味を持ちました。自分が興味のある分野でないと仕事を続けられないだろう、とも考えていました。
2015年に中途採用で三菱電機照明に入社しました。前職も無線制御に関する仕事でしたが、研究職に近い内容でした。
入社後、最初に関わったのは人を検知して点灯したり、人がいなくなると消灯したりする人感センサーユニットでした。取り組んでいることが製品として形になり、世に出ていくことがうれしかったです。自分にとっては、多くの人の身近にある製品に関われることが、この仕事の醍醐味(だいごみ)です。
所属部署は回路の設計から量産まで関わっています。性能試験は暑い日も寒い日も外で実施するため大変ですが、全体では自分のペースに合わせてスケジュールを調整することもできます。
自分は楽をすることが好きなので全員が楽できる製品を作ることが目標ですが、楽に作れる製品を考えることが一番大変だと痛感しています。使い方や取り付け方も人それぞれなので、いろんな人にとっての“楽”をインプットしながら、長く設計に携わり続けていけたらいいなと思っています。
仕事が一段落すると、国内外の旅行によく出かけます。友人との食事や、気になるお店に行くことも休日の楽しみです。(文=国広伽奈子、写真=成田麻珠)
◇三菱電機照明 開発本部デバイス技術部デバイス技術課 高橋弥生(たかはし・やよい)さん
(2020/6/8 05:00)