(2020/7/7 05:00)
京伸(大阪府大東市、古川治樹社長、072・889・5788)は、フードコートなどで使える3連タイプの足踏み式消毒液スタンドを発売した。スタンドを円状に複数配置することで、手指消毒の際の混雑を防ぐ。古川社長は新型コロナウイルスの流行収束後も「店舗にアルコールを置くのが習慣となる」と、消毒液スタンドの需要増大を見込む。単品のタイプと合わせ、1年で5000台の販売を目指す。
市販の消毒液ボトルを設置して使用する。ボトルを配置する台座は高さ165ミリ―270ミリメートルの間で調節可能で、調節の際に工具は不要。本体はステンレス製で鏡面仕上げとし「さまざまな人が来店する空間にインテリアとしてもなじむよう」(古川社長)に設計した。足踏み式のため本体に手を触れる必要がなく、より衛生的に手指消毒が行える。
価格は3連タイプが10万円、単品が2万9000円(いずれも消費税抜き)。単品のスタンドはすでに400台の受注があり、大手の飲食チェーンとも複数店舗への設置に向けた商談を進めているという。
京伸は板金加工を手がけ、短納期の商品開発に強みを持つ。新型コロナ流行の影響により、4月以降の売り上げは前年同期比で約3割減少。自社製品の開発で巻き返しを図る。足踏み式消毒液スタンドは同社初の自社製品となる。
(2020/7/7 05:00)
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