超モノづくり部品大賞、大賞に日立・日立ハイテク モノづくり日本会議と本社

モノづくり日本会議と日刊工業新聞社は「第１７回／２０２０年超モノづくり部品大賞」の大賞に、日立製作所と日立ハイテクが共同開発した「正確で高感度な血液検査を実現する画像処理モジュール」を選出した。免疫分析装置における血液検査の正確性を向上させる画像処理モジュールで、検査技師の目視確認に代わり、電子的な画像評価で検体表面の泡の状況によって、検査実施の可否を自動判定する。抗原抗体検査での泡による偽陰性を防ぎ、正確な診断と安全な血液製剤提供に貢献する。（総合３に受賞部品・企業一覧）

超モノづくり部品大賞は、日本のモノづくり競争力の源泉である部品や部材に焦点を当てた顕彰事業。今回９８件の応募があり、機械・ロボット、電気・電子、モビリティー関連、環境・資源・エネルギー関連、健康福祉・バイオ・医療機器、生活・社会課題ソリューション関連の６分野で大賞はじめ４５件を決定した。贈賞イベントはコロナ禍の影響を考慮し、大幅に規模を縮小して実施する。