(2021/5/28 14:30)
日本工作機械工業会(日工会)は28日に開いた理事会で、飯村幸生会長(64、芝浦機械会長)の後任に、稲葉善治副会長(72、ファナック会長)が就く人事を決めた。ファナックから日工会会長が選出されるのは初めて。新型コロナウイルス感染拡大の影響で急減した受注の回復基調が鮮明となる中、稲葉新会長には受注水準の底上げだけでなく、工作機械のデジタル化推進や部材・部品調達への対応にも目を向けたかじ取りが求められる。
稲葉氏は2005年に日工会の副会長に就任し、15年からは技術委員会の委員長を務めた。
飯村氏は17年に日工会会長に就任し、工作機械の輸出管理支援やIoT(モノのインターネット)推進などに尽力。また、20年にはコロナ禍で大規模展示会が中止に追いやられる中、日本国際工作機械見本市(JIMTOF)を初めてオンラインで開催し、日本の高度な製品・技術を世界に発信した。
【略歴】稲葉 善治氏(いなば・よしはる)73年(昭48)東工大工卒、同年いすゞ自動車入社。83年ファナック入社、89年取締役、92年常務、95年専務、01年副社長、03年社長、16年会長兼最高経営責任者(CEO)、19年会長。茨城県出身。
(2021/5/28 14:30)
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