ワールド・ロボット・サミット、あす愛知で開幕 世界20カ国・90チーム参戦

(2021/9/8 17:00)

ロボットの社会普及や研究開発を促進するイベント「ワールド・ロボット・サミット(WRS)2020」が9日、愛知県国際展示場(愛知県常滑市)で開幕する。展示会と競技会を組み合わせ、ロボット社会へのロードマップを示してロボット技術を競う。世界から約20カ国90チームが参加する。工場をイメージした製品組み立てやコンビニエンスストア、家庭、学校などでのロボットの姿が披露される。

世界中からロボット技術を集めて技を競う。工場やコンビニなどでは産業界が解決したい課題を競技化した。ここで結果を出せば実用化競争の先頭を走れる。家庭や学校では未来のロボット社会への提案を求めた。若い世代がロボット技術でどんな未来社会を作っていきたいか、世界中からアイデアが集まる。

WRSは経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が共催する。会期は12日まで。3―4日間の熱戦の後、最終日のエキシビションでは各チームは競技を離れて最先端の技術を見せる。

バーチャル展示会ではアバター(分身)を操縦して3次元(3D)会場を歩き回れる。出展ブースでは各社が描くロボット社会が展示される。社会実装を見据え、実現性の高い空間を楽しめる。各競技の体験もできる。

ロボット開発の現場は泥臭い開発の積み重ねだ。裏方で黙々とロボットと格闘する技術者たちが、社会の現在と未来を支えている。この姿は失敗が許される競技会でしか見られない。

未来を手繰り寄せようともがく競技者、イベントを支える関係者らとともに、これからどのような社会が形成されていくのか、一人ひとりが考える絶好の機会だ。

(2021/9/8 17:00)

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