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(2021/9/15 05:00)
日刊工業新聞社が16日に発行する「型技術10月号」は「ポストコロナの時代に求められる 生産支援のためのデジタル技術」を特集する。製造現場のデジタル技術の活用目的を①生産現場の「見える化」②設備の故障予知・メンテナンス頻度削減③技能伝承・教育に分類。それらを実現するソフトウエアやサービス、取り組みを紹介した。
総論は、日産自動車が「コロナ禍でモノづくり向けデジタル技術に何を求めるか」について執筆した。自動車メーカーの製造現場の課題を踏まえ、同社栃木工場でのデジタル技術の活用状況を紹介。今後は人工知能(AI)や仮想現実(VR)、拡張現実(AR)などへの期待が大きいという。
事例では、製造現場向けIoT(モノのインターネット)基盤の活用による生産性向上や図面管理システムによるペーパーレス化の取り組み、遠隔から加工機や成形機の状況を把握して行うリモートメンテナンスの現状などを紹介した。また、「説明できるAI」を用いた若手育成の取り組みや、動画マニュアル作成を容易にするソフトの活用例も取り上げた。
(2021/9/15 05:00)