東証大発会、山道CEO「一皮むけ成長した市場に」

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  東証大発会であいさつする日本取引所グループ（JPX）の山道裕己最高経営責任者（CEO）

日本取引所グループ（ＪＰＸ）の山道裕己最高経営責任者（ＣＥＯ）は６日、今年の株式相場について「へびは脱皮を繰り返しながら変化・成長を遂げる。今年は昨年からまた一皮むけて成長したマーケットとなることを期待したい」と述べた。東京証券取引所で開かれた新年の大発会のあいさつで、相場の格言である「辰巳天井」を引用した。

同氏は今後の見通しについて、「堅調な相場展開を期待しているという声が多い」と語った。トランプ次期米政権の政策といったリスク要因がありつつ、物価上昇と賃上げ動向、好調な企業業績などが相場に寄与するとした。

また、大発会に出席した加藤勝信金融相は足元の日本経済について「回復の兆しが見えている」と指摘。その上で、「賃上げと投資がけん引する成長型経済への移行を確実なものとするための取り組みを進める」と強調した。