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(2021/9/27 05:00)
「先輩に学ぶ」成功への早道
(総合1から続く)九州工業大学工学部機械知能工学科で、減速機の設計などを学びました。今の仕事では3次元コンピューター利用設計(3DCAD)を使いこなすことは必須です。学生時代に3DCADを使うことが多かったので、その経験が生かせていると思います。
大学3年時のインターンシップ(就業体験)で訪れたのが、当社の現在の部署でした。部署のスタッフの温かい雰囲気が印象に残り、就職の決め手になりました。
入社後約1年の研修期間を終えて現在の部署への配属となりました。最初に製品検証試験の報告書に取り組んだときは、知識も経験もなく苦労しました。過去の報告書を参考にし、先輩方に教えてもらいながら報告書を作成しました。注意する点は、逐一メモで残しました。
製品検証試験は製品ごとに内容が異なります。いわば決まったフォーマットがない状態です。だから困った時は、1人で悩まずに経験豊かな先輩方に聞くこと。これが早道だと学びました。逆に後輩たちが困っている時は自分の知識や少ない経験を役立ててもらっています。
お客さまからの技術質問対応は、はっきりと正確に答えることが必要です。多くの取扱説明書に目を通し、開発担当者に話を聞いて学び続けています。明るい顔で仕事をする。返事はいつも明るくが信条です。何か頼まれたら、気持ちよく明るく「はい!」と返事ができるように常に意識をして社内コミュニケーションに気配りしています。
趣味は旅行です。事前に観光地やグルメ情報をじっくり調べるタイプです。学生時代に訪れた鹿児島県の指宿温泉は印象深く、また旅をしてみたいと思っています。(文、写真=九州中央・勝谷聡)
◇戸上電機製作所 技術本部電子開発グループ 南川千晴(みなみかわ・ちはる)さん
(2021/9/27 05:00)