(2021/12/24 05:00)
日刊工業新聞社がモノづくり関連の優れた中堅・中小企業経営者を表彰する「第39回優秀経営者顕彰」(選考委員長=坂根正弘コマツ顧問)は、最優秀経営者賞に選出された元旦ビューティ工業(神奈川県藤沢市)の舩木元旦会長ら35人の受賞を決定した。1983年に始まった同顕彰は、卓越した手腕により企業の成長や社会の発展に大きく貢献した経営者を表彰する制度。贈賞式は、2022年1月17日に都内ホテルで開催する。
■最優秀経営者賞(優秀経営者賞)
【元旦ビューティ工業会長・舩木元旦氏】
《受賞理由》23歳で現在の会社を創業。業界初となる金属製横葺き屋根や、落ち葉・砂塵が堆積しない雨どいなど数多くの独自製品を開発した。登録済み工業所有権を多数持ち、発明に基づく開発を経営の礎とする。価格競争が激しい業界の中で、新製品を常に生み出し付加価値を付ける。適正利潤を確保し好循環につなげる経営手法が高く評価された。
《喜びの声》1965年に一般住宅向け板金工事で舩木板金工業を個人創業して半世紀余り。独自技術を開発して金属屋根の工業化を推し進め、業界の地位の向上にも貢献できたことをうれしく思います。金属屋根の用途は一般住宅から大型建築へと広がり、神社仏閣などの伝統建築物にも採用されています。今回の受賞を励みに、お客さまに心から満足していただける製品を開発し続けます。(神奈川県藤沢市)
(2021/12/24 05:00)