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(2022/3/18 05:00)
19日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「工場管理」4月号では「多能工化、やるなら今でしょ!」を特集する。
多能工化とは、自身の担当業務だけでなく他の複数の業務にも対応できるように現場の教育・訓練を実施していく取り組み。労働人口の減少や多品種少量生産の広がり、昨今のコロナ禍の影響なども受け、製造業における多能工化の必要性がこれまで以上に高まっている。特集では、現場で多能工化を進めるための手順やその効果を詳述するとともに、直面しがちな課題についても解説。多能工化に成功し、さまざまな恩恵を受けている企業の事例も紹介する。
誌面で取り上げた高圧配管用継手メーカーの日本エー・エム・シー(福井市)では、働き方改革への対応や技能伝承の必要性から多能工化の取り組みを開始。社内教育担当者を専任化したり、約6000種に及ぶ製品の作業標準書を網羅したりすることで多能工化は進展。この取り組みが後押しとなり、企業目標の一つである「男性従業員の育児休暇取得率100%」も2期連続で達成した。
(2022/3/18 05:00)