優秀経営者顕彰、メトロール社長・松橋氏ら表彰

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  石村産総研理事長兼最高執行責任者（左）から最優秀経営者賞を贈られた松橋メトロール社長

日刊工業新聞社は１８日、東京・大手町の経団連会館で「第４０回優秀経営者顕彰」の贈賞式を開き、最優秀経営者賞を受賞したメトロール（東京都立川市）の松橋卓司社長ら３３人を表彰した。同顕彰は優れた経営手腕で社会や地域経済に大きく貢献した中堅・中小企業経営者をたたえるもので、贈賞式には来賓として経済産業省・中小企業庁の角野然生長官ら約９０人が出席した。（総合３に関連記事）

メトロールは産業機械向け精密位置決めセンサーの専門メーカーで世界トップ級のシェアを誇る。積極的な海外展開や独自の人材活用戦略にも定評がある。従業員同士の対話を重視し、ここから生まれる発想を競争力につなげている。受賞にあたり、松橋社長は「働くことの喜びと業績の向上が両立することを日本の中小企業なら可能と信じてやっていく」と述べた。

選考委員長を務めた産業技術総合研究所の石村和彦理事長兼最高執行責任者は受賞者に「より一層の研さんを重ね、他の範となる活躍を期待する」と祝辞を送った。来賓の中小企業庁の角野長官は「経営者の皆さんが事業を継続し、雇用を守り、地域経済を支えていただいていることに敬意を表する」と語った。