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(2023/6/19 05:00)
新領域、何事も自分で解決
(総合1から続く)産業用プラントの保守業務を担当しています。バイオマスや太陽光などの発電所、熱源センターなどエネルギーや熱に関する設備が主です。案件により現場責任者を務めたり、同僚のサポートに回ったり分担しています。みんなで仕事をするので和気あいあいとした職場です。7割ほどが現場仕事。現場責任者となる場合は現地で修理箇所を確認し、資材の調達や人員の計画を立て、工事完了後に報告書をまとめるまでが一連の業務になります。
3カ所目の勤務地で、これまでは火力発電所の日常整備がメーンでした。わからないことは先輩にすぐに質問できましたが、今の担当分野は当社として新規領域に当たることもあり、自分で調べないと解決しないことも多いです。
地元の大分工業高等専門学校の電気電子工学科の出身です。高専に進んだのは数学が好きだったことと、姉も高専に通っていたから。長崎の重工メーカーで大型タービンを見学し、“現場”で働くことを決めました。ただ、メーカーで設計業務に携わるより現場作業で体を動かしたかったので、当社を選び希望がかないました。私はタービンを扱うことはないですが、火力発電所の定期修理などで見かけると「かっこいい」と思いながら眺めてしまいます。
現職場で産休・育休を取りました。復帰後は時短勤務で保育園の送り迎えをしましたが、現場責任者になることを機にフルタイムに戻しました。夫も当社勤務なので、今度は夫が時短勤務にするなど、業務状況に応じた勤務ができています。もうすぐ2度目の産休で、現場には出ず、サポート業務中心に仕事の調整をしてもらっています。
海外にも気軽に行ける状況になってきたので、家族で「香港ディズニーランド」に行ける日を楽しみにしています。(文・写真=西部・三苫能徳)
◇西日本プラント工業 福岡事業所 秋丸玲菜(あきまる・れいな)さん
(2023/6/19 05:00)