産業春秋/「広報」の定義まとまる

(2023/6/27 05:00)

広報とは「組織や個人が、目標達成や課題解決のために、多様なステークホルダーと双方向コミュニケーションによって、社会的に望ましい関係を構築・維持する経営機能である」。日本広報学会はこう定義し21日に発表した。

エドワード・L・バーネイズは1923年に広報を解説した最初の本『世論の結晶化』を出版した。それから100年。広報の定義については世界中で実務者や研究者によって議論されてきたが、結論が出ていない。

その中で同学会は約2年をかけて定義を作成した。広報の目的を、抽象的な概念であるパブリックとのリレーションズづくりから掘り下げ、目標達成や課題解決としたことが現代的だ。

企業に社会貢献が求められる時代となり、ネットワーク上では双方向の情報発信が盛んとなっている。その中で広報は、多様なステークホルダーとの関係を構築し、組織や個人の課題解決に貢献することが存在意義となる。

ネット上には玉石混交で情報が飛び交う。そこで自らの存在を正しく知らせるのは容易ではない。企業広報にとって大切なのは自社を広く深く知り経営の機能として動くこと。顧みると名広報と呼ばれた人たちはそれを実践していた。

(2023/6/27 05:00)

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