産業春秋/高校野球の猛暑対策あれこれ

(2023/8/9 05:00)

連日、熱戦が続く全国高等学校野球選手権大会。記録的な猛暑の中で迎えた今大会は、球児の暑さ対策が講じられている。球数制限や故障予防も考慮し、ベンチ入りできる選手を18人から20人に増やし、負荷を軽減している。

クーリングタイムも設けられた。5回終了後の10分間、水分補給や保冷剤などで体を冷やし、クーラーの効いた場所で休息する時間が確保された。

2023年度からタイブレークの開始イニングも13回から10回に変更されている。9回終了時に同点の場合、10回からノーアウト1、2塁の状態で攻撃を始める。投手の肩、肘への負担を考慮したものだが、時短は猛暑対策にもなるのでは。

白スパイクもすっかり定番となった。日本高等学校野球連盟は20年3月から、それまで黒単色しか認めていなかったスパイクに白単色を加えた。ミズノの試験によると、黒単色に比べてスパイクの表面・内面の温度は最大約10度C低くなる。

昇華プリントの野球着も動きやすく通気性が良いとされる。胸の高校名を特殊インクで転写したもので、文字を縫い付ける刺しゅうタイプより涼しげだ。選手は体調を崩すことなく、晴れの舞台で存分に実力を発揮してほしい。

(2023/8/9 05:00)

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