(2023/11/7 12:00)
常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市、立﨑仁社長)は、健康経営を加速するため、「ウェルビーイング部」を設置した。同部はウェルビーイング(幸福で健康な心身)の社内推進を担当。同時期に開設したウェルビーイングを体現するスペース「sakuraヘルシーテラス」も運営する。
常磐植物化学研究所は機能性表示食品対応原料やサプリメント原料、医薬品原薬、化粧品原料などファイトケミカル(植物化学)製品を開発。この知見を活用して社員の健康を維持するためのサプリを開発し、社員に提供するなど健康経営に力を入れている。それをさらに推し進めるのが、今回の取り組みだ。
sakuraヘルシーテラスは本社に隣接する「佐倉ハーブ園」の敷地内に設けた。日替わりのランチメニューやサラダバーを提供し、利用者は薬用植物やハーブを眺めながら健康を意識した食事を楽しめる。
ハーブソースなどを取り扱う店舗も移設。「社員のウェルビーイングをアップデートする場所」(立﨑社長)となり、社員の福利厚生施設として大きな役割を担う。
おむつの交換や着替えができるユニバーサルデザインのトイレを設け、バリアフリーの設計にした。立﨑社長は「社員の子どもを遊ばせたりできるなどして、子どもも職場にいられるようにしたい」とし、将来は働き方の多様性を支える施設にもする考えだ。
社内だけではなく、研修やセミナー、ワーケーション、ギャラリーなどのスペースとして社外にも解放する方針だ。社外の活用を促すことで「常磐植物化学研究所のウェルビーイングを見られるスペース」(立﨑社長)としても位置付ける。地域など外部のステークホルダー(利害関係者)と共生する方針を発進する拠点ともなる。
立﨑社長は「社員の健康と生活を豊かにする取り組みを進め、企業の価値を最大化していく」と語る。健康経営の推進により「生かされる会社」を目指す。
(2023/11/7 12:00)
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