【早読み特選】レックスプラス、自律移動ロボと台車を自動連結 日米で機器投入

(2024/1/29 17:00)

自律移動ロボット(AMR)を開発するLexxPluss (レックスプラス、川崎市幸区、阿蘓将也代表)は、物流倉庫で使うかご台車とAMRを連携する機器の販売を月内に始める。最大で重さ500キログラムのかご台車をけん引できる。同社のAMRと組み合わせて、電子商取引(EC)事業などで利用される物流倉庫の自動化を実現する。3年後までに日本と米国で300―500台の出荷を目指す。

  • AMRと販売を始める機器を使い、かご台車を搬送する

販売を始める「WaniGripper」はかご台車とAMRを自動で連結、着脱する機器。台車内の荷物が偏っていても、ブレを防止する機能も備える。既存のかご台車を自動搬送できるようにし、さまざまな倉庫に対応できる。ECや小売・卸売業の物流向けに連結機器とAMRをセットで提案する。価格は個別見積もり。トラック運転手の時間外労働の上限規制が厳しくなる「物流の2024年問題」に対応するには、物流倉庫での効率的な作業も求められ、自動化ニーズが高まると見込む。

レックスプラスは床に貼った専用のテープの上を走行する無人搬送車(AGV)の機能と、障害物を避けながら進むAMRの機能を併せ持つロボットを開発する。導入環境に合わせて機能を使い分ける。現在は佐川急便などで採用されている。

またレックスプラスは、ロボットの設計や運行システムなどの情報をサプライヤーに公開する。ロボット以外の産業機械やソフトウエアの企業と連携し、自社のサービスの適応領域を広げる。現在はIHIや東芝インフラシステムズ(川崎市幸区)などが参画する。

(2024/1/29 17:00)

総合1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン