経産省、生成AI開発強化へ7者支援 計算資源を無償提供

(2024/2/2 17:00)

経済産業省は2日、生成人工知能(AI)の開発力を強化するため、スタートアップなど7者を支援すると発表した。AI学習に必要な計算資源を米グーグル・クラウドから借り上げ、無償提供する。計算資源は生成AI開発に不可欠ながら、国内では供給が不足している。まとまった量の計算資源を確保し、生成AIの開発力強化につなげる。

経産省は計算資源の借り上げ費用として、億円を拠出する。採択された7者はそれぞれ、8月までに生成AIの基盤モデルを開発する。今回採択されたのは、プリファード・ネットワークス(東京都千代田区)傘下のプリファード・エレメンツ(同千代田区)や米グーグル出身の研究者らが立ち上げたSakana AI(サカナAI、同港区)、東京大学など。

プリファード・エレメンツは言語や画像、音声に対応できる基盤モデルを目指す。サカナAIは基盤モデルを高効率化する技術、チューリング(同品川区)は自動運転向けの基盤モデルを開発する。

経産省はソフトバンクやさくらインターネットの計算資源の整備を支援したが、国内でまとまった計算資源の確保は現状では難しい。民間企業に代わって計算資源を確保し、生成AI開発を後押しする。今後も同様の支援を続ける予定。

(2024/2/2 17:00)

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