(2024/3/26 17:00)
日本工作機械工業会(日工会)が26日発表した2月の工作機械受注実績(確報値)は、前年同月比8・0%減の1142億800万円と、14カ月連続で減少した。前月比は2・9%増で2カ月ぶりの増加。日工会の稲葉善治会長(ファナック会長)は「依然として緩やかな調整局面の中で、横ばい気味に底堅く推移している」との見方を示した。
地域別の受注額は中国が前年同月比22・4%減の228億1900万円だった。14カ月連続で前年割れとなったが、4カ月連続で220億円を超え底堅さも見られた。2月中旬の春節(旧正月)時期を踏まえた1ー2月期では前年同期比14・8%減だった。
稲葉会長は中国の受注状況について「一部会員から底入れしつつあるのではとの見方が示されている」と述べた。一方、「3月上旬の(中国の国会に当たる)全国人民代表大会を終えても本腰の入った政策のテコ入れが感じられず、停滞感が払拭できていないとの意見もある」とし、まだら模様との認識を示した。
(2024/3/26 17:00)
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