2月の景気一致指数、1.2ポイント下降 2カ月連続減 車減産響く

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内閣府が５日発表した２月の景気動向指数（ＣＩ、２０２０年＝１００）速報によると、景気の現状を示す一致指数は前月比１・２ポイント下降の１１０・９と、２カ月連続の下降となった。認証不正問題に伴う自動車の出荷停止の影響で、自動車・自動車部品の生産が落ち込んだ。一致指数の基調判断は前月の「足踏みを示している」から「下方への局面変化を示している」に下方修正した。下方修正は２カ月連続で、２カ月連続の下方修正は１２年９月、１０月以来。

一致指数の集計に使う基礎データの中で判明した８系列うち、６系列がマイナスに寄与した。輸出数量指数や耐久消費財出荷指数、などの指数がマイナス要因となった。一致指数の３カ月後方移動平均は１・３３ポイント下降し、２カ月連続の下降となった。７カ月後方移動平均は０・６０ポイント下降し、２カ月連続の下降となった。

景気の先行きを示す先行指数は同２・３ポイント上昇し、１１１・８となり、２カ月ぶりの上昇となった。鉱工業用生産財在庫率指数や最終需要財在庫率指数などの指数がプラスに寄与した。先行指数の３カ月後方移動平均は１・０３ポイント上昇し、３カ月連続の上昇となった。７カ月後方移動平均は０・４３ポイント上昇し、７カ月連続の上昇となった。