(2024/5/28 12:00)
2006年に入社しコンバイン、田植え機を扱う海外営業部門に17年間在籍していました。出荷業務や製品開発の企画、マーケティング、市場調査、中長期計画の策定、新規参入する国の販売代理店の開拓などに携わりました。
入社当時、海外営業部門に女性が配属されたのは初めてでしたが、やってみたいという積極性に対し広く受け入れてくれ、女性だからと排除されることはありませんでした。理解がある職場だったと感じています。アフリカへの出張も女性だから危ないとはならず、頻繁に行きました。
アフリカで販社開拓を行っていた時に、強い権限をもつトップに説明をしても現場に情報が行き届かないことがありました。そこで一歩踏み込んで現場の実行部隊にも説明するようにしていました。コミュニケーションを円滑に進めるために、手間はかかりますが、丁寧に説明を尽くすことを意識していました。
現在の業務はアフリカを中心に機械事業全般における事業部や現地子会社、各省庁からの問い合わせへの対応です。例えば、農業関連の会合への出席や情報収集、政府開発援助(ODA)案件の一時窓口などで、仕事の型がなくイレギュラーに発生する業務が大半です。
特にアフリカでは情報が限られており、ボトルネックが生じると仕事の歩みが遅くなります。できるだけ情報をまとめて方向性を示し、事業部の各担当者が身軽に仕事ができるようにサポートすることが重要な役割です。社内外との円滑なコミュニケーションが重要となりますが、それはこれまでの経験が生きてくると思います。
働きやすさは年々良くなっていると思います。ただコロナ禍以降、部門内外でのコミュニケーションが薄くなっていると感じています。自分のペースで進められることも働きやすさの一つですが、視野を広くものごとを考えられることも重要だと思います。人と人とが結び付く職場環境を作っていきたいです。
(2024/5/28 12:00)
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