(2024/9/10 17:00)
日本工作機械工業会(日工会)が10日発表した8月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月比3・5%減の1107億7100万円と、4カ月ぶりに前年同月実績を下回った。このうち外需も4カ月ぶりのマイナスとなる同0・6%減の785億7700万円で、全体を押し下げた。ただ、前年同月にあった大型受注が剥落した側面が大きく、足元の景況感について日工会は「ネガ(否定的)には見ていない」(調査企画部)という。
受注総額は前月比で10・6%減った。夏季休暇に伴って営業日数が減ったことが響いた。日工会調査企画部によると前年同月比での減少は、大型受注があった反動で「瞬間的に落ち込んだ」ためで、「風向きが悪い方向に変わったという話は会員からも聞こえてこない」(同)。内需は前年同月比9・9%減の321億9400万円と、24カ月連続でマイナス。前月比も9・8%減と2カ月連続で減少し、力強さに欠ける状況が続いた。
(2024/9/10 17:00)
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