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(2024/10/21 05:00)
納得の化粧品、世に出したい
(総合1から続く)高校生の時、細胞や生物に興味を持ちました。山形大学に進み、同大学院では再生医療に関する研究をしました。ちふれに入社したのは自分も、ちふれの化粧品を使用していたからですが、今振り返ってみると、化粧品の効能効果は最終的に細胞に機能してくるので、身体適合性や安全性など研究で学んだことが役立っています。
2017年に入社し、1年目は総合研究所で化粧品に使うエキスが細胞に与える影響などの基礎研究をしました。3年目から現在の開発部に異動し、8年目を迎えました。
1日に発売した「リンクル セラム クリーム」では有効成分やコラーゲン変化量を検証しました。「データをしっかり出せるか、納得してもらえる情報をそろえられるか」という責任を感じ、緊張しながら取り組みました。
リリースや販促物を作るための、資料作りにも力を入れました。「この原料にはこんな機能がある」と言葉を並べるのではなく、実際に細胞の中でどう機能するのか、どのような効果につながるかを具体的に示す資料を、分かりやすくすることにこだわりました。
モノづくりでは最後まで本当に納得できる商品を世に出したいという気持ちがあります。企画チームから上がってきた製品容器に「ここを少し改善したほうが良い」と思っても、距離感があると意見を伝えにくい。だから他部署の人とも距離感を縮めて、困った時に相談できるような人間、頼りになる存在になることを目指しています。
趣味はアカペラです。学生サークルで始めて、今でも仲間と演奏を続けています。担当はコーラスとボーカルでJ―POPを中心に、ディズニーメドレーを英語で歌うこともあります。(文=阿部俊介、写真=森住貴弘)
◇ちふれHD 総合研究所 開発2部 処方開発1課 主任 丸山寛花(まるやま・ひろか)さん
(2024/10/21 05:00)