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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/2/17 05:00)
電動ピックアップトラックとスポーツ多目的車(SUV)を手がける米新興企業、リビアン・オートモーティブは、アマゾン・ドット・コムを筆頭に7億ドル(約770億円)の出資を受け入れたと発表した。リビアンは昨年末、最初のコンセプトモデルを披露している。
ミシガン州に本社を置くリビアンは、来年後半に電動トラックの発売を予定しており、アマゾンからの投資はそれを後押しするものとなる。リビアンは米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)とも投資を巡る協議を続けていると、事情を知る複数の関係者は話した。
RJ・スカリンジ最高経営責任者(CEO)は、アマゾンとGMがリビアンへの出資で協議中だとの報道後のインタビューで、同社の成長に貢献するようなパートナー企業を探していると語った。
スカリンジ氏は15日の発表に先立ち、「当社はさらに多くの企業と手を組むが、資本の必要性よりも、より広いビジョンに向けて事業スケールを拡大する戦略的提携が必要だ」と説明した。
合意が得られてないとして匿名を条件に話した関係者らによると、GMとリビアンの協議は今も続いている。GMによる株式取得を伴う資本提携が成立するかどうかは、はっきりしていない。
スカリンジ氏によると、 住友商事やサウジアラビアの自動車販売代理店アブデュル・ラティフ・ジャミールといった後援企業が、リビアンの成功を全面的に後押ししているため、同社には差し迫った資金ニーズはない。リビアンは15日付の発表文で既存の株主がアマゾンと投資ラウンドに参加したと述べる一方、GMには言及しなかった。(ブルームバーグ)
(2019/2/17 05:00)