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[ 科学技術・大学 ]
(2019/6/26 05:00)
イーロン・マスク氏が率いる宇宙ベンチャー企業の米スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)は25日、ロケット「ファルコン・ヘビー」の打ち上げに成功した。
フロリダ州ケープカナベラルで打ち上げられたロケットは、衛星24基を3つの異なる軌道に投入。ロケットブースター2基はその後、ほぼ同時に無事帰還した。大西洋上の無人船に中央ブースターを帰還させる計画は失敗したが、それを除けば、スペースXとして最も難易度が高いとマスク氏が述べていたミッションは成功した。
今回の打ち上げは、企業価値の高さで屈指の株式非公開企業というスペースXの強みを際立たせている。エクイティーゼンは、同社の企業価値を340億ドル(約3兆6000億円)と見積もっている。一方で、やはりマスク氏が率いる米テスラは需要の後退や競争激化への懸念を背景に、今年に入り株価が33%下落した。
両社の乖離(かいり)は、世界屈指の億万長者であるマスク氏の資産構成にも変化をもたらした。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、マスク氏は224億ドルの資産を保有する世界第41位の富豪。現在では資産の3分の2をスペースXが、残りの大半をテスラが占める。かつてはテスラがマスク氏の資産の大半を占めていた。(ブルームバーグ)
Deployment of DSX confirmed! pic.twitter.com/O0nFH1NdFl
— SpaceX (@SpaceX) 2019年6月25日
(2019/6/26 05:00)