新型コロナ/清浄度高い空間を簡単に ADF、飛沫感染防止ブース

(2020/5/20 05:00)

  • ADFが開発した飛沫感染防止ブース

エーディエフ(ADF、大阪市西淀川区、島本敏社長、06・6474・9995)は新型コロナウイルス感染症の対策商品として、殺菌性があるフィルターを用いて清浄度の高い空間を簡易的に組み付けられる「飛沫(ひまつ)感染防止ビニールブース」を開発した。スーパーマーケットのレジカウンターや薬局、ナースステーション、自治体の窓口などライフライン維持に従事するエッセンシャルワーカー向けに提案する。

ADFが5月下旬に発売するブースはアルミニウム枠を順番に差し込みながら組み立て、マジックテープ付きの帯電防止塩ビシートを1面ずつ貼り付けるもので専用工具を必要としない。最後に殺菌対応のHEPAフィルター付きのユニットを天井部に載せ、100ボルトコンセントに差し込んで使用できる。

サイズは幅1・6×奥行き1・65×高さ2・1メートルで、価格は39万8000円(消費税・送料抜き)。まず50セットの販売を見込む。6月にはレジカウンターに合わせたサイズも投入予定でオーダーサイズへの対応も可能。

ブースは殺菌作用のあるHEPAフィルターの採用で清浄度を上げる構造だが、換気回数を1時間100回以上に設定。ブース内は常に清浄された空気を保てるようにした。ブース内から周辺に押し出される空気もフィルターを通っているため、周辺の空気清浄度を高める効果がある。

ADFはアルミフレームの技術を生かし、半導体やメディカル関連など向けクリーンルームも展開している。

(2020/5/20 05:00)

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