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(2022/4/1)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:中島PR
廃棄太陽光パネルから、新規パネルを再生・循環させるシステムを実現
【概要】
太陽光発電装置を販売する株式会社新見(にいみ)ソーラーカンパニー(岡山県新見市、代表取締役社長 佐久本 秀行⦅さくもと ひでゆき⦆)は、2027年(令和9年)4月には、廃棄された太陽光パネルから新規太陽光パネルを再生・循環させるシステムを実現します。
※当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「新見ソーラーカンパニー」の夢です
このシステムにより
1.(資源有効活用)これまで埋め立てていた廃棄太陽光パネルから原材料を抽出しリサイクル
2.(エネルギー自給自足)再生太陽光パネルを国内工場で製造し、太陽光発電装置を丸ごと国産化
3.(温暖化対策)太陽光発電による電力を蓄電池に貯蔵して使用、二酸化炭素排出ゼロ
このシステムを世界中に普及させれば、エネルギーをめぐる国家間の紛争も根絶できます。
【経緯と今後のビジョン】
2019年12月、当社では、廃棄された太陽光パネルを熱分解し、二酸化炭素を排出せず不純物ゼロで、ガラス、太陽電池セル、銅線といった原材料を分離抽出する装置(実験機)を開発しました。
(社長の佐久本と実験機)
2022年4月、この実験機の処理能力を大幅に向上した『佐久本式太陽光パネル熱分解装置』の製造に着手し、2023年3月末までに完成する予定です。
一方、全国47都道府県で各1~2社ずつ、この熱分解装置を導入して廃棄パネルを処理する産廃業者を募集しています。既に6県で導入社がほぼ確定し、全国で廃棄パネルから原材料をリサイクルする体制づくりを進めています。
(左から実験機で抽出したガラス、太陽電池セル、銅線)
最終的には、この熱分解装置で分離抽出した原材料を活用して太陽光パネルの部品を製造し、それを組み立てて新規太陽光パネルとして再生循環する(パネル トゥ パネル)システムを実現したいと考えています。
そのため、太陽光パネル部品(ガラス、太陽電池セル、銅線、アルミ)製造企業、太陽光パネル製造メーカーに協力いただき、岡山と福島に、再生太陽光パネル製造工場(リボーンパーク)を建設する計画です。
【背景】
・全国紙・主要メディアWEBサイトなどで一部報道されていますが、廃棄される太陽光パネルが、2015年の2,351トン→2040年には約80万トンに達する見込み(環境省リサイクル推進室)
・日本の太陽光発電は、2012年導入の固定価格買取制度(FIT)により普及、10年で20倍以上に増
・太陽光パネルの耐用年数は20~30年なので、2030年代半ば以降廃棄パネルが急増
・日本では太陽光パネルはほぼ「埋め立て廃棄」されており、今後埋め立て処分場の容量が逼迫
(左)環境省 環境再生・資源循環局 総務課 リサイクル推進室「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン第一版」平成28年3月
(右)環境省 環境再生・資源循環局 総務課 リサイクル推進室「使用済太陽光パネルのリユース、リサイクルについて」令和元年6月
【想い】
社長の佐久本は、2015年ごろ、「太陽光パネルを取り替えたい」と依頼され、裏側を見るとコーキングの部分がボロボロだったことから、100年もつと思っていたパネルに寿命があることを知りました。
「世界一環境に良いと思って起業した太陽光発電のパネルが、環境に悪い大量の廃棄物になることは耐えられない」と、良いリサイクル方法を求めて徹底的に調査研究しましたが、「削る」以外の処理方法が見つからず、「強引にバラすのでは難しい」と感じました。
2017年、「それなら自分でやろう」と自ら開発を始め、他の方法を試したら、たまたま早く解決策が見つかり、2019年、世界で初めて「不純物ゼロ・CO2ゼロ」の太陽光パネルリサイクル熱分解装置」を開発しました。
今後も、当社の経営理念の通り、「美しい地球を次世代へ」引き継ぐため、エネルギーの自給自足と地球温暖化防止に貢献し、ひいては世界平和につなげていければと、心から願っています。
※「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
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