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セルロースナノファイバーを用いた再生プラスチックの循環型社会実装への取り組みについて

(2022/7/22)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:中越パルプ工業株式会社

【東京農工大学に寄附講座を設置】

 中越パルプ工業株式会社(以下 中越パルプ工業)は、国立大学法人東京農工大学に寄附講座を開設し、循環型資源であるセルロースナノファイバー(以下CNF)を用い、あらたなプラスチック再生技術の社会実装を目的とした取り組みを開始しましたことをお知らせいたします。 ◆本件に関する問い合わせ◆  中越パルプ工業株式会社 開発本部開発部  TEL:0766-26-2472  e-mail: cpc-cenf@chuetsu-pulp.co.jp  東京農工大学府中地区事務部総務室  TEL:042-367-5654  e-mail: a-koho@cc.tuat.ac.jp


 プラスチックは石油から作られており、使用済プラスチックを有効に活用していくことがカーボンニュートラルへの貢献となります。回収された使用済プラスチックにはさまざまな利用方法がありますが、多くは燃料として使用され、再生利用量は限られています。
 プラスチックの再生利用を妨げている要因の一つがリサイクルによる物性の低下です。今回開始した取り組みでは、既に開発した技術「ナノコンポジット及びナノコンポジットの製造方法」(特許第6979083 号 ; 近藤哲男、中越パルプ工業)を応用し、微量のCNFを用いたリサイクルを行うことで、物性を低下させないプラスチック再生技術の開発と社会実装に向けた研究を行って参ります。

 「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック資源循環促進法)」が本年4月に施行され、プラスチック使用量の削減はもちろん、リユース、リサイクルという資源循環の促進が重要視されます。そして今まで再生利用が難しかったプラスチック製品の再資源化が大きな課題となっています。
 中越パルプ工業と東京農工大学は、環境にやさしいナノ微細化法(ACC 法)で製造したCNFを用いてこの課題に取り組み、社会に貢献して参ります。

【設置場所】 国立大学法人 東京農工大学 農学府・農学部
【講 座 名】 環境循環材料科学講座
【担当教員】 客員教授:近藤 哲男
       寄附講座教員:辻田 裕太郎
【受入教員】 教 授:船田 良
【開始時期】 2022年7月1日

◆本件に関する問い合わせ◆
 中越パルプ工業株式会社 開発本部開発部
 TEL:0766-26-2472
e-mail: cpc-cenf@chuetsu-pulp.co.jp

 東京農工大学府中地区事務部総務室
 TEL:042-367-5654
e-mail: a-koho@cc.tuat.ac.jp

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