企業リリース Powered by PR TIMES

PR TIMESが提供するプレスリリースをそのまま掲載しています。内容に関する質問 は直接発表元にお問い合わせください。また、リリースの掲載については、PR TIMESまでお問い合わせください。

世界最大手の自動車パワートレインエンジニアリング会社AVL社の燃料電池システム向けにIHI電動ターボチャージャー(ETC)が搭載決定

(2022/10/19)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:株式会社IHI

世界最大手の自動車パワートレインエンジニアリング会社AVL社の燃料電池システム向けにIHI電動ターボチャージャー(ETC)が搭載決定

~ドイツ展示会において,当社ETC搭載のAVL社 HyTruck燃料電池システムが初出展~

IHIは,世界最大手の自動車パワートレインエンジニアリング(開発,シミュレーション,テスト)会社AVL List GmbH(本社:オーストリア共和国グラーツ市,以下「AVL社」)と,燃料電池システム向け電動ターボチャージャー(Electric Turbocharger,以下「ETC」)について協業を行っていますが,このたび,同社のHyTruck(※)燃料電池システムに,IHI製ETCが正式に搭載されることが決定し,2023年,AVLが開発するデモトラック搭載予定のHyTruckシステムにも搭載されることが決定しました。IHI製ETCを搭載したHyTruck燃料電池システムは,ドイツのブレーメンで開催される「Hydrogen Technology EXPO」において,初めて出展されます。


 ETCは,FCV(Fuel Cell Vehicle:燃料電池自動車)等に搭載される燃料電池システムにおいて,重要な要素である酸素(圧縮空気)の供給を担っています。
IHI製ETCは,空気軸受けを採用したオイルフリー構造となっており,燃料電池システムの課題であったスタックの被毒化を回避します。さらに,モーターとインバーターを一体化し,タービンアシストにより効率を向上させ,ETCの小型化・省電力化を実現し,FCシステムの小型化・高効率化に貢献します。

図1.IHI燃料電池システム向け電動ターボチャージャー(ETC)Mサイズ

 IHI製ETC( Mサイズ:FCシステム出力100kW~150kW向け)は,すでに商用車および船舶用FCシステムメーカの複数社より採用に向け,評価が進められています。

 IHIでは,燃料電池システムへ次世代TCの採用に向けて開発を進めており,今後も,これら水素・燃料電池関連技術を通じて,地球に貢献していきます。


(※)オーストリア政府によりサポートを受けているAVL社の開発プロジェクト名。
電力、効率、信頼性、および寿命に関する商用車の要件を満たすための主な技術を含む、頑丈な燃料電池システムを開発、組み立て,調整、検証することを目的としている。本プロジェクトのコンソーシアムには,AVL、DB Schenker(ドイツ鉄道物流関連会社),Hydrogen Europe(欧州水素・燃料電池協会)EI-JKU(Johannes Kepler大学 エネルギー研究所)、EMT、EVN AG(オーストリア電力会社)、FEN(オーストリア クリーンエネルギーシステム会社)、FPT(Fiat Powertrain Technologies)、HyCentA(Hydrogen Center Austria:水素研究所)、PBX、Rosenbauer(オーストリア 消防車メーカー)、ウィーン工科大学、VKM、および WIVA(Wasserstoffinitiative Vorzeigeregion Austria Power & Gas:水素,再生可能ガスにおける研究開発に資金を提供する協会)やウィーン工科大学、など,複数の有能なパートナーで構成されています。AVL は,プロジェクトをコーディネートするだけでなく、冷却、動作、パッケージング、燃料電池システムなど、燃料電池パワートレインの技術コンセプトの開発をリードしています。

【AVL社 会社概要】
(1)社名:AVL LIST GmbH(エイヴィエル リスト)
(2)本社:オーストリア共和国 グラーツ市(シュタイアーマルク州)
(3)代表:会長兼CEO ヘルムット・リスト(Helmut List) 氏
(4)燃料電池システム事業紹介
AVL社は,約20年前から燃料電池関連事業を進めており,自動車から定置式向けまで,多くのプロジェクトの実績があります。現在では,燃料電池技術拠点を,オーストリア,カナダ,ハンガリーなど5拠点保有,約500名の技術者が燃料電池関連事業に携わっており,更なる事業拡大を図っています。

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

Journagram→ Journagramとは

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン