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ベステラと三谷産業、ガスホルダー等の解体に関する業務提携契約を締結

(2022/12/8)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:三谷産業株式会社

ベステラと三谷産業、ガスホルダー等の解体に関する業務提携契約を締結

三谷産業株式会社(本社:石川県金沢市/代表取締役社長:三谷 忠照、以下 三谷産業)とベステラ株式会社(本社:東京都江東区/代表取締役社長:吉野 炳樹、以下 ベステラ)はこのたび、一般的に「ガスタンク」と呼ばれる球形のガスホルダーおよびこれと用途が類する円筒形タンク等(以下タンク)の解体に関する業務提携契約を締結しました。


PCBの特性人体・環境への影響
ポリ塩化ビフェニル(Poly Chlorinated Biphenyl, PCB、以下 PCB)は、水難溶性、絶縁性、不燃性等の特性を活かし塗料等の幅広い用途に使用されていました。各種タンクには、タンク本体の劣化等を防ぐための塗膜処理を施す必要があり、タンクの劣化防止塗膜にもPCB含有塗材が用いられていました。しかしながら、PCBの発がん性や皮膚障害等の毒性が明らかになり、PCB生産は1972年に停止されました。その後もPCB含有廃棄物が適正処理されず長期間保管された状態が続き、紛失や漏洩による環境汚染が懸念されたことから、2001年に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」が施行され、近年はPCB含有廃棄物の確実かつ適正な処理が推進されています。今なおPCB含有塗材が用いられたタンクは残存しており、タンクの解体に当たって事業者にはPCB含有塗膜の適正な処理が強く求められています。

ベステラと三谷産業のコラボレーション
ベステラは、長年のプラント解体で蓄積した独自の解体技術・ノウハウを有し、ガスホルダーの解体に関し特許第6178131号「大型貯槽の解体方法」(いわゆる「リンゴ皮むき工法」)等の多数の特許を成立させてきました。このような実績に基づき、ベステラは安全かつ効率的な解体工事を提供しています。一方、三谷産業は、インフラ構造物に適用する独自のブラスト処理技術の開発に成功しています。

今回の業務提携により、三谷産業が保有するブラスト処理技術と、ベステラが保有する解体やPCB処理の技術・ノウハウとを組み合わせ、タンク解体におけるPCB含有塗膜の安全かつ適正な剥離と効率的な解体施工が可能になると期待されます。三谷産業とベステラは、本業務提携に基づく事業を通じて、解体工事に影響される業績の拡大と、クリーンで持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

参考1:PCB含有塗膜剥離(ブラスト処理)のイメージ

左:マシンがタンク上を水平に移動・周回、右:マシン内では、塗膜に研磨剤を噴射、剥離で生じた粉塵等を吸引

参考2:タンク解体の様子

左:塗膜剥離(従来法) 中:塗膜剥離(三谷産業によるマシン式) 右:ベステラによる上半球の塗膜剥離が完了

(補足情報)
ベステラ株式会社について】 https://www.besterra.co.jp/
ベステラは、プラント解体事業、PCBトランス解体事業、3D計測サービス、人材サービスを展開しています。独自の経験に培われた技術力と、柔軟な発想力で、常に新しい技術を生み出しています。安全を何よりも優先し、「より早く、より安く、より安全に」を合言葉にさらに安心を加えて、 常にプロとしての責任を持って、時代やビジネス環境が求める新しい課題への革新的な提案を約束します。

【三谷産業グループについて】 https://www.mitani.co.jp/
石川県金沢市で創業して94年、ベトナムで創業して28年の複合商社です。北陸、首都圏、ベトナムを拠点に、化学品/情報システム/樹脂・エレクトロニクス/空調設備工事/住宅設備機器/エネルギーの6セグメントで事業を展開しています。商社でありながら、時にメーカーとして、また時にコンサルタントとして、お客さまにとっての最適を追求するとともに、「創業90年を越えるベンチャー企業」として更なる進化へと挑戦しています。
2022年3月期:連結売上高84,427 百万円/連結従業員数 3,805名

<お問い合わせ先>
■事業者様:
三谷産業株式会社 ケミカル事業部 プロセス開発部 TEL:03-3514-6030(担当:濱口)

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