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(2024/7/17)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:エヌエスティグローバリスト株式会社
自然災害の損失を最小限に抑える。ため池管理のDX改善の画期的なソリューション
SR-IMAGE全体図
エヌエスティ・グローバリスト株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:山本直)は、LPWA(Low Power Wide Area)分野のリーディングカンパニーとしてLoRa無線独自技術を用いたセンサーIoTで多くの現場における課題解決を誇ります。
近年の異常な豪雨で農業用ため池の決壊が相次ぐ中、全国15万超あるため池の7割が江戸時代以前の築造であることから劣化の可能性を懸念されています。直近10年間のため池の決壊の約94%は、豪雨によるものです。また、直近10年間で年間500~1,000件程度の決壊被害が報告されており、防災重点ため池でなくても、小規模なため池でも住宅や農地などに甚大な被害をもたらします。地域の暮らしを支えるはずのため池が、近年の激しい豪雨によって「災害の発生源」となっている現状があります。
この度、通信費用ゼロ円・長距離通信が特長であるLoRa無線ネットワークを活用した「ため池モニタリング監視 SR-IMAGE」を2024年7月19日から提供開始いたします。このシステムにより、ため池決壊の原因となる異常な水位を検知し、定点カメラで現場の状況を遠隔地から把握することが可能となります。
「豪雨により決壊被害」
自然災害の損失
<ため池管理における現状・課題>
ため池の管理は、水利組合や集落などの組織に依存しており、しかし、農村部の人口減少や土地利用の変化により、適切な維持管理が困難になっています。この現状に対応するためには、「人による管理から常時監視ができるセンサIoT(センサを多様活用したDX改善)」への切り替えと、管理体制の補完による作業効率化が重要です。
しかし、特に自然災害が発生しやすい中山間部の地域では、携帯電話の通信が圏外となることがあり、センサIoTの実現には通信インフラの整備が必要です。さらに、カメラや水位計、通信機器など、電源を必要とする負荷装置の電源も確保する必要があります。
- 現地に出向かないと状況が把握できず、迅速な対応が遅れる
- 定期的に巡回する労力、人手不足で維持管理が困難
- 悪天候の中、現地へ人の派遣ができず、対応が制限される
- 携帯電話が圏外、固定回線が敷設されておらず、連絡手段が取れない、遠隔監視導入も困難
- 付近に送電設備が無く、商用電源が確保できないと監視機器の電源が取れない
<NSTGから解決提案>
自社開発したハードウェアからソフトウェアサービスまで、一貫した体制でのサポートを提供
◆水位データと静止画像の監視
・一定時間間隔でデータ取得が出来ます。現地に行くことが不要
・地図上に画像データと水位データをマッピング
・水位が異常値になった時、自治体や水利組合などへ警報メールを通知
・水位の異常から正常に戻るまで、10分間隔でデータ取得
・水位センサ以外にも市販センサの取り込み可能
※アナログ:4-20mAまたは0-5V、シリアル測定機器、BLEデバイス
画面サンプル1.
画面サンプル2.
◆ハイブリット通信 「LTE、LPWA(LoRa)」
・通信環境は設置場所によって異なるため、現地に適した通信方式を利用することが可能です。
- 携帯電話が圏内 →毎月の通信費用が発生しますが、携帯電話回線を活用
- 携帯電話が圏外 →250mW高出力の広域無線であるプライベートLoRa通信を活用
◆安定した無線通信
・ポーリング方式を採用。
無線通信でよくあるデータ欠落障害を最小限に阻止。
親局側からデータ取得要求を子局に送信し、子局が応答を返す通信方式を使用しています。
◆プライベートLoRa技術
・静止画像(高圧縮、分割転送)で現場状況を把握
・多段中継局:12段ホップで無線エリアを広範囲に拡張
・250mW高出力無線で通信が届きにくいを解消
250mW無線出力対応 プライベートLoRa製品ランナップ
◆電源装置
・ソーラー式電源装置で商用電源がない環境での運用
・蓄電池の電圧値を計測し、バッテリの使用状況をモニタリング
・無日照や通信頻度に応じて電源容量をカスタマイズ対応
・猛暑によるバッテリの膨張などの危険性を回避。安全面から鉛バッテリを推奨
ソーラー式電電装置(左図)、間欠制御+電圧計測(右図)
【お問い合わせ先】
エヌエスティ・グローバリスト株式会社 スマートIoT事業部 担当:坂本一輝
Tel:03-5949-4711
E-Mail:m2m@nstg.co.jp
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