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【導入事例】 茨城乳業株式会社、アトラスコプコのコンプレッサ排熱回収システム導入でCO2削減

(2024/8/1)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:アトラスコプコ株式会社

【導入事例】 茨城乳業株式会社、アトラスコプコのコンプレッサ排熱回収システム導入でCO2削減

茨城乳業株式会社~環境にやさしい、地産地消の乳製品製造~


茨城乳業株式会社 代表取締役社長 中沢 新一氏

アトラスコプコ株式会社(本社:東京都港区)コンプレッサ事業本部の最新省エネ型インバータコンプレッサGA VSDsおよび排熱回収システムER(エナジーリカバリー)を茨城乳業株式会社で導入頂きました。
1974年に創業された茨城乳業株式会社は、茨城県を拠点にプリン、ヨーグルト、牛乳などの乳製品を生産しています。茨城県内の中央に位置する乳業会社として、地産地消を重視し、地域の新鮮な素材を使用した製品づくりにこだわっています。

    地元で愛されるロングセラー「タマゴプリン」

割卵器を導入し、液卵(割った後の卵液)ではなく、当日工場内で割った卵を使って「タマゴプリン」を製造。新鮮な生卵、牛乳、砂糖のみで製造したロングセラーの「タマゴプリン」は、ゲル化剤を使用せず、タンパク質の熱変性を利用して加熱だけで固める安心プリン。学校給食でも愛され続ける地元のソウルフードです。



CO2排出量削減への取り組み茨城乳業株式会社は、環境に配慮した経営・生産を積極的に推進しており、2030年までに2013年比カーボンフリー率を46%削減する目標に向け、蒸気配管の断熱や工場内のLED照明への切り替え、冷凍機の入れ替えなど、カーボンニュートラルを目指した取り組みを行ってきましたが、次の施策としてさらに、工場内で大きなエネルギーを消費するコンプレッサの省エネ化とコンプレッサからの排熱の再利用を検討しました。



製造ライン

代表取締役社長の中沢氏は、CO2削減について、こう語ります。

代表取締役社長 中沢 新一氏
「工場におけるCO2排出量削減は、生産者の責任です。社会や顧客のニーズに対して安心、安全、高品質で価値の高い製品・サービスを提供し続けるため、当社では全従業員でカーボンニュートラルに取り組んでいます。2019年にはエネマネ事業で10.2%削減、2024年4月にアトラスコプコの排熱回収可能なインバータコンプレッサを導入することにより、工場全体で5%のCO2排出量削減を見込んでいます。」





今後は太陽光熱も取り入れ、さらに15%のCO2排出量削減、LPガス気化を電気加熱による気化から大気熱利用の気化装置による電気使用量削減等を計画中との事。日本政府のCO2排出量達成目標を企業単位で確実に達成していくべく、省エネ計画を着実に実行しています。
無料省エネ診断で導入前、導入後の電力・CO2削減量を確認
アトラスコプコでは、無料の省エネ診断を実施しています。昨年までご使用だった3台の他社製コンプレッサ全台について、稼働状況を分析し、アトラスコプコの最新省エネコンプレッサへ入れ替えた場合の電力削減・CO2排出量削減のシミュレーションレポートを確認いただきました。1台の定速コンプレッサに負荷・無負荷・停止(ロード・アンロード・ストップ)を繰り返し稼働しているのが確認されました。
 新型機導入前 : 実測 

負荷・無負荷・停止を繰り返し稼働


アトラスコプコ GA VSDs 2台導入後 : シミュレーション

3台のうち、1台停止可能


アトラスコプコの最新インバータコンプレッサ GA VSDsを2台入れ替えた場合のシミュレーションでは、インバータ駆動が需要空気量に適した自動運転を行うため、無駄なロード・アンロード・ストップによる電力消費を抑え、さらに吐出空気量は最大19%向上することから、1台は停止可能なシミュレーション結果となりました。また、ER(エナジーリカバリー)内蔵タイプの導入で、合わせて年間346万円/年(30.3%)の省エネ、85.3tの年間CO2排出量削減が見込まれます。

「アトラスコプコ製品を導入する一番の決め手となったのは、昨年まで3台使用していたコンプレッサの吐出空気量を、アトラスコプコ製品では2台でカバーできるという点です。現在、2台をアトラスコプコ製品に入れ替えて稼働していますが、省エネ診断のシミュレーション結果通り、1台の古いコンプレッサは運転していません。生産量も増加していますが、2台で十分に対応しています。」と、中沢社長は導入後の省エネ性を実感しています。

工場に必要不可欠なコンプレッサでCO2排出量削減、エネルギー再利用
アトラスコプコは、最新省エネインバータコンプレッサGA 37VSDs FF(ドライヤ内蔵タイプ)を2台、そのうち1台はエナジーリカバリー(ER)内蔵タイプを提案しました。ERシステムは、コンプレッサで空気を圧縮する際に発生する熱を回収し、温水や温熱として再利用することで、さらなる省エネ効果を実現します。

「コンプレッサは、製造工場にはなくてはならない設備です。当社工場では、充填とバルブの自動開閉に圧縮空気を使用しています。昨年まで使用していたコンプレッサ3台の老朽化のための更新にあたり、コンプレッサの省エネ技術だけでなく、排熱回収システムが内蔵されているアトラスコプコに関心を持ちました。今まで大気中に放熱していたコンプレッサの排熱は回収され、ボイラーの予熱へ再利用しています。エネルギー消費量とCO2排出量の削減に大きく貢献しています。また、今年は7月から35度を超す暑さです。使用していた他社製コンプレッサは夏によく停止(ダウン)していましたが、アトラスコプコの最新機種 GA VSDsは、この今年の暑さでも、全く停止せずに稼働しています。」(中沢氏)
コンプレッサの点検・メンテナンスも楽に!

たて型スリム設計で省スペース

「通常、コンプレッサは横に長い形状ですが、今回導入したアトラスコプコのコンプレッサは、たて型タイプなので、以前よりコンプレッサ室が広くなったと感じます。スペースに余裕ができたので、点検とメンテナンスも楽になります。




圧力 0.61MPaで稼働中
また、表示されているように、圧力は0.61MPaで稼働しています。昨年まで使用していたコンプレッサよりかなり低い圧力で運転しており、省エネ運転です。」(中沢氏)



導入効果
2024年4月にアトラスコプコのGA 37VSDs FFとER(エナジーリカバリー)を導入後、以下の効果が確認されています。

- コンプレッサ3台のうち、1台停止
工場全体のデマンド電力削減:昨年同月比で、4月に2.7%、5月に3%、6月に7%のデマンド電力の削減を達成しました。

今後の展望
茨城乳業株式会社の中沢新一代表取締役は、「アトラスコプコ製品を導入して以降、その省エネ・CO2削減効果を数値で実感しています。近いうちに残りの1台のコンプレッサも予備機としてアトラスコプコの最新インバータコンプレッサへ入替予定です。3台インバータ機に入れ替えた際には、さらなる省エネ稼働の実現に向けて、コンプレッサ中央制御の台数制御盤、インターネットで繋げて稼働状況を確認できる遠隔モニタリングシステムにも関心があります。」と、次のCO2とエネルギー削減に向けて意欲的です。
茨城乳業株式会社
所在地: 茨城県石岡市東田中字新田1187-1
代表取締役社長 中沢 新一
会社設立: 1992年5月1日
資本金 30,000,000円
従業員数: 約85名
事業内容:牛乳・クリーム・プリン・ヨーグルトの製造販売

茨城乳業株式会社の詳細な情報や製品紹介は、公式ホームページをご覧ください。
https://www.ibaraki-milk.jp/index.html

茨城乳業製品は、”おいしいね いばらき楽天市場”でお求めいただけます。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E8%8C%A8%E5%9F%8E%E4%B9%B3%E6%A5%AD/?sid=277658

アトラスコプコ 関連製品ページ
無料省エネ診断 AIRchitect をお試し下さい!

インバータコンプレッサ GA 37VSDs

排熱回収システム エナジーリカバリー(ER)

コンプレッサの中央制御 Optimizer 4.0

いつでもどこでもコンプレッサをモニタリング SmartLink
お問合せ先
アトラスコプコ株式会社 コンプレッサ事業本部
https://www.atlascopco.com/ja-jp/compressors
Email アドレス: sales.ct@jp.atlascopco.com

<アトラスコプコグループ Atlas Copco Group>
本社: スウェーデン ストックホルム
CEO: Vagner Rego
アトラスコプコは、1873年の創業以来、産業界のアイデアをビジネスに不可欠なメリットに変えてきました。お客様の声に耳を傾け、お客様のニーズを知ることで、価値を提供し、未来を見据えた革新を行っています。アトラスコプコは、スウェーデンのストックホルムに本拠地を置き、180カ国以上で事業を展開しています。2023年の収益は173BSEK(2兆4千億円)で、従業員数は約53,000人です。詳細は、弊社Webサイト www.atlascopco.com をご覧ください。

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