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タレントパレット導入企業の『人的資本経営』の取り組み実態を調査~投資家視点でも注目が進む中、非上場企業での関心高まる~

(2024/8/28)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:株式会社プラスアルファ・コンサルティング

タレントパレット導入企業の『人的資本経営』の取り組み実態を調査~投資家視点でも注目が進む中、非上場企業での関心高まる~




株式会社プラスアルファ・コンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:三室克哉、以下:プラスアルファ・コンサルティング証券コード:4071)は、タレントパレット導入企業169社を対象に、人的資本経営に関わる開示状況やその課題、施策の取り組み状況に関する調査を実施しました。

<調査概要>
■調査対象:タレントパレット導入企業/169社、人事、総務部門、経営企画部門の一般クラス~役員クラス
■回答者の属性:【上場区分】上場企業(40.2%)、非上場企業(59.8%)
        【企業規模】1,000名以上(40.2%)、1,000名未満(59.8%)
■調査方法:弊社アンケートフォーム(WEB)で匿名にて実施 

<調査結果サマリー>
人的資本開示に『取り組んでいる企業』は全体で約4割、『これから取り組む予定』を含めると8割を超え、さらに非上場企業でも関心が高まっている。
人的資本経営に取り組む理由については、上場企業・非上場企業ともに『エンゲージメント向上』がトップ。上場区分別にみると、人的資本経営に取り組む理由に違いがみられる。
人的資本指標の開示状況は、全体でみると『ダイバーシティ(育児)』、『ダイバーシティ(性別・雇用区分)』が高く、それ以外の開示は進んでいない。また、独自指標の設定、施策に取り組んでいる企業はわずかであり、法定開示項目への対応にとどまっている。
人的資本経営の開示課題としては、『活用する指標が定まっていない』、『経営戦略と人事戦略が連動していない」があげられている。

<調査結果(詳細)>
―人的資本開示への取り組み状況―
人的資本開示に『取り組んでいる企業』は全体で約4割、『これから取り組む予定』を含めると8割を超え、さらに非上場企業でも関心が高まっている。
人的資本開示への取組み状況について41.4%が『取り込んでいる』と回答し、『これから取り組む予定』を含めると84.6%という結果となった。また、非上場企業のみに着目すると、『既に取り込んでいる(24.8%)』、『これから取り組む予定(52.5%)』と、上場企業だけではなく非上場企業でも関心が高まっている状況となっている。

人的資本開示への取り組み状況



―人的資本経営に取り組む理由―
人的資本経営に取り組む理由については、上場企業・非上場企業ともにエンゲージメント向上がトップ。上場区分別にみると、人的資本経営に取り組む理由に違いがある。
上場企業では、『エンゲージメントの向上』に次いで、『事業・企業価値の向上』、『投資家・市場からの要望』が続き、非上場企業では、『企業風土醸成』、『採用力の強化』、『離職率低下』などが上位となっている。非上場企業では、特に優秀な人材を惹きつけ、確保することを意識していることがうかがえる。



―人的資本指標の開示状況―
人的資本指標の開示状況は、全体でみると『ダイバーシティ(育児)』、『ダイバーシティ(性別・雇用区分)』が高く、それ以外の開示は進んでいない。また、独自指標の設定、施策に取り組んでいる企業は169社中4社のみであり、法定開示項目への対応にとどまっている。
人的資本指標の開示状況は、『ダイバーシティ(育児)』や40%、『ダイバーシティ(性別・雇用区分)』が30%で最も高く、それ以外の指標は10%前後にとどまっている。また、独自指標の設定、施策に取り組んでいる企業はわずかであり、法定開示項目への対応にとどまっている。



―人的資本指標の開示課題―
人的資本指標の開示課題については『活用する指標が定まっていない(65%)』に次いで、『スタッフが不足している(46%)』、『経営戦略と人事戦略が連動していない(41%)』などとなっており、多くの企業で人的資本経営の取り組みがまだ道半ばの状況となっている。



■まとめ
今回の調査で、人的資本開示が義務化されたことにより上場企業で取り組みが進んでいること、非上場企業でも、関心が高まっており、企業の競争力の源泉である「人財」に着目し、人を惹きつけ、確保することへの意識がうかがえた。
多くの企業で開示に向けて動きだしているものの、『ダイバーシティ(育児)』、『ダイバーシティ(性別・雇用区分)』などの法定開示項目への対応にとどまっており、企業独自の指標や施策に取り組んでいる企業は少ないこと、また『経営戦略と人事戦略の連動ができていない』、『独自の指標の検討・施策に繋げることが難しい』などが課題としてあげられており、人的資本経営への取り組みとしては、まだ道半ばの状況となっている。

■「人的資本開示支援コンサルティングサービス」について
プラスアルファ・コンサルティングでは、タレントマネジメントシステム「タレントパレット」を通じて、採用から人材配置、人材育成、エンゲージメント向上、健康経営などあらゆる人事領域に対してデータに基づいた科学的なアプローチを支援してきました。人的資本開示のニーズが高まる中、タレントパレットの強みである各種人事データの集約と豊富な分析機能を活用し、ダイバーシティや要員計画、エンゲージメント指数、後継者育成状況、スキル保有人材状況など、企業が開示する人的資本指標の策定支援からダッシュボード構築までを支援する「人的資本開示支援コンサルティングサービス」を提供しています。

<「タレントパレット」上で構築できる人的資本ダッシュボードイメージ>
人的資本情報として開示する指標の策定では、企業ごとの取り組みや状況をヒアリングし、人的資本開示の国際基準であるISO30414で規定される項目とも照らし、オリジナルのモニタリング指標を定義しながら、タレントパレット上で収集・分析された関連する人事データ(社員情報やスキル情報、満足度調査、生産性に関連するデータなど)による人的資本ダッシュボードを構築します。




<Talent Palette(タレントパレット)について>
「タレントパレット(https://www.pa-consul.co.jp/talentpalette/ )」は、人材戦略に必須となる採用から育成、配置、評価、抜擢・活躍までを一気通貫で行い、人材情報を活用した科学的人事戦略を実現するタレントマネジメントシステムです。当社はこれまで4,000社超のビッグデータ活用支援を行ってきた実績があり、そこで磨き上げたデータ活用技術のノウハウを活かしています。タレントパレットの導入法人数は約3,000社を超え(契約社数1,380社、23年9月末時点)従来は管理するのみに留まっていた人材情報を分析し、そのデータを網羅的に活用することで経営層の意思決定を後押しします。具体的には人事情報、経歴、スキル、マインド(適性)、社員の希望や想い、日々のモチベーションやエンゲージメント、ヘルスケア(健康)までのデータを集約・活用することができます。これらのデータを分析することにより異動シミュレーションや研修まで含めた人材育成、テキストマイニングを活かした離職予兆の抽出、採用ミスマッチ防止、人的資本KPIのモニタリングなど、あらゆる人事戦略においてデータを活用した科学的人事戦略を実現します。

<株式会社プラスアルファ・コンサルティングについて>
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(https://www.pa-consul.co.jp/ )は『あらゆる情報から付加価値を生み出し続ける、見える化プラットフォーム企業』として、2006年の設立以来、顧客の声や顧客データ/購買データ、人事情報のようなビッグデータを「見える化」し気づきを与える力を持つ、「テキストマイニング」や「データマイニング」などの技術を核としたクラウドソリューション事業を行っています。様々な情報を「見える化」することで、お客様のビジネスに+α(プラスアルファ)の価値を創造するためのソフトウェアの開発・販売、コンサルティング、新規事業創出を行っています。

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