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過去1年の自炊・外食・中食の増加状況と理由を調査

(2017/10/5)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:株式会社リクルートライフスタイル

過去1年の自炊・外食・中食の増加状況と理由を調査

女性20代で「自炊が増えた」「外食・中食が増えた」とも最多 外食増加理由、男性20・40・50代「仕事が多忙で簡単に済ませたい」 中食増加理由、女性30・40代「仕事が多忙」「家事、子育てが多忙」



株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、過去1年での朝・昼・夕方以降の食事・飲酒機会における自炊・外食・中食の増加状況とその理由についてアンケートを実施しましたので、その結果を発表いたします。

<要約>
POINT1. 「自炊が増えた」「外食・中食が増えた」は女性20代で最多

・過去1年で、食事・飲酒とも「自炊が増えた」人が、「外食・中食が増えた」人を上回る。
・3回の食事計では、女性20代で「自炊が増えた」人が29.4%。「外食、または、中食もしくは両方が増えた」人が計12.7%で他の性年代に比べて最も多い。

POINT2. 食事での自炊増加理由は節約志向プラス「家で作る方がおいしい」、外食増加理由は「仕事で多忙」「人付き合い」など、中食増加理由は「仕事で多忙」「プライベート重視」など
・自炊増加理由、女性20~40代は節約志向、50・60代では「家で作る方がおいしい」。
・外食増加要因、男性20・40・50代は「仕事で忙しく、なるべく簡単に済ませたい」。
・中食増加要因、女性30・40代は「仕事で多忙」「家事・子育てが多忙」。
・同じ「仕事で多忙」でも男性は外食、女性は中食が増える傾向。

POINT3. 今後の変化、朝ごはんで自炊、夕ごはんで自炊・外食・中食、夕方以降の飲酒機会で外食・中食を増やす人が多い
・今後は、食事においては「自炊が増えると思う」とした人が、「外食、または、中食、もしくは両方が増えると思う」の回答より多め。
・朝・夕ごはんで自炊が増加し、夕ごはんと夕方以降飲酒では「外食、または、中食、もしくは両方が増える」という回答が目立った。
・朝・昼の「外食、または、中食、もしくは両方で飲酒機会が増える」とした人も計各3.0・3.7%。


1.過去1年では「自炊が増えた」人が、「外食・中食、または両方が増えた」人を上回る
今回は、朝食・昼食・夕食それぞれの時間帯での食事・飲酒状況について、過去1年間での自炊・外食・中食の増減状況を調査した。時間帯別の食事・飲酒状況では、外食、または、中食、もしくは両方が増加したと回答した人より、自炊が増えたと回答する人の方がどの時間帯でも多く、過去1年では、自炊が増加した可能性がある。



2.「自炊が増えた」「外食・中食または両方が増えた」とも20代女性で最多
前ページの食事・飲酒のうち、食事について、朝・昼・夕食を合計して、性年代別と圏域別に集計したのが下図。男女とも、「自炊が増えた」という回答は20・30代で多く、40・50代では減り、60代でまた盛り返すという結果となっている。特に20代女性で過去1年で「自炊が増えた」という回答が29.4%と最多。また、20代女性は、外食・中食、または両方が増えたという回答でも、全性年代中で最多となっている。圏域別では、首都圏で外食または中食、または両方が増えたという回答が他圏域よりも多く、関西圏で自炊が増えたという回答が最も多かった。




3.自炊増加理由、女性20~40代は節約志向、50・60代では「家で作る方がおいしい」
食事について、自炊が増えた人の理由については、最多は「家計が厳しく、食費を減らしたい」という経済的な理由で45.2%だった。次いで「家で作る方がおいしい」が22.1%、さらに「健康やダイエットのため」という回答が17.1%と続いた。自炊が増えたが最も多かった20代女性に加え、30・40代女性も多くが「家計が厳しい」ことを理由にあげており、自炊で食費を節約したいという傾向が見られた。一方、50・60代女性では「家で作る方がおいしい」を理由にあげる人が他の性年代より多く、年代による理由の違いが特徴として見られた。




4.外食増加要因、TOP3は「仕事で多忙」「人付き合い」「お金に余裕」
食事について、外食が増えた人に、その理由を聞いた。回答は、1位が「仕事で忙しく、なるべく簡単に済ませたい」で27.3%。続いて2位は「人付き合いが増えた」で20.3%、3位が「お金に余裕が出てきた」で16.4%となっている。性年代別には、男性の20・40・50代で「仕事で忙しく、なるべく簡単に済ませたい」 が多く、女性の40代以上では「家族や友人とワイワイ食べるのがレジャーになっている」が多かった。また、女性30・40代では「家事や子育てで忙しく、なるべく簡単に済ませたい」も多かった。




5.中食増加要因、TOP3は「仕事で多忙」「プライベート重視」「家事・子育てで多忙」
食事について、中食が増えた人に、その理由を聞いた。回答は、1位が「仕事で忙しく、なるべく簡単に済ませたい」で32.3%。続いて「プライベートに時間をかけたく、なるべく簡単に済ませたい」で17.7%、「家事や子育てで忙しく、なるべく簡単に済ませたい」で16.8%となっている。性年代別には、女性の20~40代で「仕事で忙しく、なるべく簡単に済ませたい」 が多く、女性30・40代では「家事や子育てで忙しく、なるべく簡単に済ませたい」も多くなっている。同じ仕事で多忙でも男性は外食増加、女性は中食増加という別の結果につながっているようだ。また、男性20代では、「お金に余裕が出てきた」「働く時間が変わった」「働き始めた」「人付き合いが増えた」など、生活環境の変化が中食増加につながっているようだ。




6.今後の変化は朝ごはんで自炊、夕ごはんで自炊・外食・中食、夕方以降飲酒で外食・中食が増えそうな人が多い。朝・昼の外食・中食での飲酒機会が増えるとした人も計各3.0・3.7%
今後の食事、飲酒形態の変化については、下図の結果。「自炊が増えそう」という回答の割合は、朝ごはん(14.2%)と夕ごはん(15.6%)で多く、「外食、または、中食、もしくは両方が増えそう」という回答の割合が多いのは、夕ごはん(計10.4%)と夕方以降の飲酒機会(計8.1%)という結果であった。夕方以降の飲酒機会については、「外食、または、中食、もしくは両方が増えると思う」の合計が「自炊が増えると思う」の回答割合を上回った。また、定年後のシニアや深夜就労者などをターゲットに朝・昼に店を開ける飲酒業態も出始めているが、「外食、または、中食、もしくは両方を利用しての朝・昼の飲酒機会が今後増えそう」という回答もそれぞれ計3.0%・3.7%あった。これを少ないと考えるか、マーケットがあると考えるかは見方次第ではあるが、今後の注目される市場である。




▼リクルートライフスタイルについて
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【本件に関するお問い合わせ先】
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