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~30年以上続く世界最大級の陶磁器の祭典~『国際陶磁器フェスティバル美濃’17』開会式レポート

(2017/10/5)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会

~30年以上続く世界最大級の陶磁器の祭典~『国際陶磁器フェスティバル美濃’17』開会式レポート

パリやニューヨークなど国内外より著名芸術家が登壇し、華々しく幕開け

国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会(会長:多治見市長 古川雅典)は、2017年9月15日(金)、セラミックパークMINO (岐阜県多治見市)にて「国際陶磁器フェスティバル美濃’17」の開会式を開催しました。本フェスティバルは、10月22日(日)までの約1か月間、メイン会場 セラミックパークMINOにて開催します。



国際陶磁器フェスティバル美濃’17公式サイト:http://www.icfmino.com/

「国際陶磁器フェスティバル美濃’17」の開会式が、開催初日である9月15日(金)に行われ、名誉総裁の眞子内親王殿下をはじめ、国内外から集まった「国際陶磁器展美濃」の審査員など多くの方々が登壇しました。

開会式は、国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会会長の古川雅典氏による開会挨拶から始まり、同実行委員会総裁の古田肇氏、名誉総裁の眞子内親王殿下よりお言葉を頂きました。併せて、「第11回国際陶磁器展美濃」の表彰が行われ、応募総数2,466作品の中から選ばれた受賞者が表彰されました。開会式の後に行われたテープカットには、実行委員会会長の古川雅典氏を中心に、総勢12名が参加し、フェスティバルの開幕を華々しく祝いました。

また、フェスティバルのメイン会場であり開会式が行われたセラミックパークMINOでは、開館待ちの行列も出来ており、フェスティバルは初日から大盛況をおさめました。本フェスティバルは、窯元、商社、関連企業や陶芸家が多く集まる多治見市・瑞浪市・土岐市の美濃焼産地に密着した様々なイベントを通して、約1か月に渡り、美濃の風土や歴史、魅力を国内そして海外へ発信していきます。

<開会式の様子>




開会の挨拶は国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会の会長である多治見市長古川雅典氏が務め、「今回よりこの地域を「セラミックバレー」と掲げており、その名に恥じないよう、美濃の地域を世界に発信していく。」と、1986年に始まり、今年で11回目となる本フェスティバルへの想いを語りました。また、名誉総裁である眞子内親王殿下は、「国際陶磁器フェスティバル美濃が新たな陶磁器産業と文化の創造に重要な役割を果たし、これを機に
陶磁器を通じた国際的な交流が広がっていくことを、そして陶磁器の産地として名高い美濃がより一層発展していくことを願っています。」と地域のさらなる発展への期待のお言葉を述べられました。

続いて「第11回国際陶磁器展美濃」の表彰が行われ、応募総数2,466作品の中から、金賞、銀賞、銅賞、坂﨑重雄セラミックス賞、審査員特別賞に選ばれた受賞者が表彰されました。審査員委員長の高橋秀治氏は、「全体のレベルが非常に高く、金賞については意見が真二つに分かれて激しい討論になるほど真剣に審査を行った。応募状況については国内外、男女比も半々ほどになっており、第一回の時と比べると、陶芸界も変わってきている。これからも製作者たちが、高みを目指して精進されることを期待している。」と総評しました。受賞者からは金賞を受賞した加藤智也さんが代表として、「土ややきものに突き動かされるような気持ちをずっと持ち続けることが出来たから、今ここに立っていると思う。」とコメントしました。同じく金賞を受賞したSITA WONGさんも、「この場に立つことを誇りに思う。このような機会を設けて頂き、言葉で表しきれないほど感謝している。」と、喜びの表情を見せました。

<開催概要>
名称     :『国際陶磁器フェスティバル美濃’17』
会場     :メイン会場・セラミックパークMINO(岐阜県多治見市東町4-2-5)
会期     :2017年9月15日(金)~2017年10月22日(日)
主催     :国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会
入場料     :【7館共通入場券】セラミックバレーぐるっとパス
当日:1,500円 (大人) / 1,300円 (シルバー) / 1,300円 (団体割引)
入場対象7施設:・第11回国際陶磁器展美濃(セラミックパークMINO)
・岐阜県現代陶芸美術館
・多治見市美濃焼ミュージアム
・多治見市モザイクタイルミュージアム
・瑞浪市陶磁資料館
・土岐市美濃陶磁歴史館
・可児市荒川豊蔵資料館
【単券】 当日: 800円 (大人) / 700円 (シルバー)


<国際陶磁器フェスティバル美濃について>
国際陶磁器フェスティバル美濃は、陶磁器のデザイン・文化の国際的な交流を通じて、更なる陶磁器産業の発展と文化の高揚を目的として「土と炎の国際交流」をテーマに、1986年に第1回を開催しました。以降、3年に1度開催されるトリエンナーレとして継続的に開催し、2017年の開催で第11回を迎えます。

世界規模のコンペティション「国際陶磁器展美濃」を中心に、地元陶磁器業界及び多治見市・瑞浪市・土岐市の美濃焼産地に密着した事業を多数企画し、地域全体の発展につながることを期待しています。


~セラミックバレー 世界は美濃に憧れる。~


セラミックバレーについて
国内最大の陶磁器の産地である、多治見市・土岐市・瑞浪市を中心とした岐阜県東濃地方、この地域の陶磁器の生産量は現在日本国内シェアの約5割を占めています。「セラミックバレー 世界は美濃に憧れる。」というコピーは美濃焼と呼ばれる陶磁器はもちろん、タイルやニューセラミックなど、幅広いジャンルにおいても優れた美濃のやきものの魅力を広く伝えていきたいとライター・エディターの橋本麻里氏とコピーライターの日暮真三氏により考案されました。この地域を世界一の市場にするという、美濃のやきものに関わる全ての人の想いが込められています。

ロゴについて
セラミックバレーのロゴの右下にある赤い形は、大きな円の一部です。その目に見えない大きい円が、地域、環境、地球、そこに生きる人たちの想いなど様々なモノやコトを意味しています。

クリエータープロフィール
・ロゴデザイン

佐藤卓
1979年東京藝術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了。株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。「ロッテ キシリトールガム」や「明治おいしい牛乳」などのパッケージデザイン、「金沢21世紀美術館」、「国立科学博物館」、「全国高校野球選手権大会」等のシンボルマークを手掛ける。また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、「デザインあ」の総合指導、21_21 DESIGN SIGHTディレクターおよび館長を務めるなど多岐にわたって活動。著書に「デザインの解剖」シリーズ(美術出版社)、「クジラは潮を吹いていた」(DNPアートコミュニケーションズ)、「塑する思考」(新潮社)など。

・コピー


日暮真三
「無印良品」ネーミング、西武百貨店テーマキャンペーン、篠山紀信「激写」シリーズ、リクルート企業スローガン、劇団四季「ライオンキング」のコピー。東京コピーライターズクラブ賞、ニューヨークADC賞金賞、日本ネーミング大賞優秀賞受賞。NHK教育テレビ(現・NHK Eテレ)「おかあさんといっしょ」月歌や体操の歌、世界卓球選手権テーマソング等の作詞。

橋本麻里
日本美術を主な領域とするライター、エディター。公益財団法人永青文庫副館長。出版社勤務を経てフリーランスに。新聞、雑誌等への寄稿のほか、NHKの美術番組を中心に、日本美術の楽しく、わかりやすい解説に定評がある。また文化施設・事業の企画、伝統工芸品の開発など、コンサルティング業務も手がける。著書に『美術でたどる日本の歴史』全3巻(汐文社)、『京都で日本美術をみる[京都国立博物館]』(集英社クリエイティブ)、『変り兜 戦国のCOOL DESIGN』(新潮社)、共著に『SHUNGART』『原寸美術館 HOKUSAI100!』(共に小学館)、編著に『日本美術全集』第20巻(小学館)。ほか多数。

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