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(2018/8/23)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:キヤノンシステムアンドサポート株式会社
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンシステムアンドサポート株式会社(代表取締役社長:平賀剛、以下キヤノンS&S)は、電子証明書認証を活用し中堅・中小企業のネットワークセキュリティを強化する「お手軽認証ソリューション」を8 月29 日から提供開始します。
近年、企業では「働き方改革」により、モバイル端末やスマートフォンなどの導入が増え※1、利便性の高いネットワーク環境の整備が求められています。これに伴い、既存のセキュリティ対策に加え、盗聴や不正侵入による情報漏えいなどの脅威に備えたセキュリティ強化が急務となっていますが、専任のIT 管理者が不在の中堅・中小企業ではセキュリティの運用が難しいという課題があります。
キヤノンS&S はこのたび、こうした課題に対応し、電子証明書によるアクセス許可のある端末のみ接続を可能にする「お手軽認証ソリューション」の提供を8 月29 日より開始します。本ソリューションは、電子証明書を認証するためのアプライアンス「NetAttest EPS(EPS-SX15-A)」(ソリトンシステムズ社)と「FortiGate」「FortiAP」(フォーティネットジャパン社)を連携するだけで、電子証明書が発行された端末に限り、VPN 接続
※2や無線LAN アクセスを許可できるため、セキュアなオフィスのネットワーク環境を構築することができます。
「NetAttest EPS(EPS-SX15-A)」は200 ユーザーまで登録可能な中堅・中小企業向けモデルで、アクセスが許可された端末への電子証明書の発行や運用管理を行えます。「FortiGate」で「FortiAP」を管理することで、特定の「FortiAP」に集中するアクセスを他の「FortiAP」に自動分散させるなどの便利な機能も装備しています。また、テレワークや外出先でのモバイルワークの端末はVPN接続することで、オフィスでのネットワーク環境と同様に、「FortiGate」が提供するファイアウォール、アンチウイルス VPN、不正侵入防止、アプリケーション制御、Web フィルタリングといった強固なセキュリティ機能を利用することが可能です。さらに、「SKYSEA Client View」(Sky 社)をお客さまの環境や状況に応じて組み合わせ、不正アタックのログの収集や監視にも活用でき、セキュリティを強化します。
本ソリューションのサポートは全国約180 か所の拠点を持つキヤノンS&S が担当し、製品ハード保守に加え障害切り分け保守サービスを提供します。障害発生時にはサポートセンターで障害切り分けを行い、ハードウエア保守対象機器の修理や交換だけでなく必要に応じて技術員を派遣します。
近年、福祉業界でもサイバー犯罪件数の増加や無線LAN のパスコード流出による情報漏えいなどが増えており、社会福祉法人 日親会が運営する高齢者総合福祉施設 ラ・ファミーユ(愛媛県今治市)は、利用者との信頼関係を重視し個人情報を安全に管理するため本ソリューションを先行導入しました。専任のIT 管理者がいない同施設でも、許可端末への証明書発行や管理が簡単にでき、無線LAN 環境のセキュリティの強化を実現しました。これにより、同施設ではこれまで手書きの利用者カードの情報を介護ソフトに入力し直していましたが、今後はタブレット端末を活用することができ、業務の効率化とさらなるES 向上を目指します。
キヤノンS&S は、中堅・中小企業が抱えるセキュリティ対策をトータルで提案し、セキュリティに関するビジネスを強化し、「お手軽認証ソリューション」を含めたセキュリティ事業全体で2020 年までに年間売上高100 億円を目指します。
※1 出典:IDC Japan 株式会社 2018 年1 月9 日「2017 年第3 四半期 国内モバイルデバイス市場予測を発表」
※2 VPN(Virtual Private Network、仮想専用線)接続とは、仮想的な専用線で拠点間をつなぎ、安全なデータ
通信を実現する仕組みのこと。
■構成と価格 (50 ユーザーの場合) ※税抜き
■構築費用 ※税抜き
※4「NetAttest EPS(EPS-SX15-A) 設置・設定費用」「FortiGate 設置・設定費用」「FortiAP 設置・設定費用」「SKYSEA Client View エージェントインストール費用50 ライセンス分」が含まれています。電子証明書インポート作業費用、サーバー構築費用は含まれていません。
■「お手軽認証ソリューション」の特長
・「NetAttest EPS(EPS-SX15-A)」は、管理者によるWeb 管理画面での簡単な操作で、電子証明
書の発行・失効、アクセスのON/OFF の切り替えが可能です。
・「NetAttest EPS(EPS-SX15-A)」と「FortiGate」を連携させることで、VPN 設定やID/Password
が漏えいしても証明書を持っていない端末はVPN 接続ができません。
・「NetAttest EPS(EPS-SX15-A)」と「FortiAP」を連携させることで、漏えいリスクが高いパス
コード管理の必要がなく、証明書認証によるセキュアな無線LAN 環境を維持することができます。
・「FortiGate」がコントローラとなり「FortiAP」を管理することが可能です。
・さらに「SKYSEA Client View」を連携させることで、インターネット利用時は社内の「FortiGate」
経由のアクセスを強制するようになり、Free Wi-Fi などの危険性のある経路からのインターネッ
ト接続を禁止することができます。
■社会福祉法人 日親会 渡部恭彰理事長のコメント
私たちは、ご利用者様の個人情報を多く扱っており、命を預かる仕事ですので信用を第一に考え
ています。施設内に無線LAN を導入した当初から、暗号化キーによる管理は行っていましたが、
不正アクセスの被害事例などを知り、よりセキュリティを強化したいと考えました。このソリュ
ーションは、セキュアな無線LAN 環境が実現できるだけでなく、一度証明書をインポートしてし
まえば、それまでと同じ操作で接続でき利便性と安全性を両立できる点も気に入っています。今
後はこのセキュアな無線LAN 環境を生かしてさらに業務を効率化させ、ご利用者様にとっても職
員にとっても、今まで以上に快適な環境作りを目指していきます。
■株式会社ソリトンシステムズ様からのエンドースメント
キヤノンシステムアンドサポート様の「お手軽認証ソリューション」の展開開始を心より歓迎い
たします。ソリトンシステムズは「お手軽認証ソリューション」に提供する、認証アプライアン
ス「NetAttest EPS」をはじめとした幅広いIT セキュリティ製品を、独自に開発・販売し、好評
を得てまいりました。この度のソリューション展開を通じ、中堅中小企業のお客さまのオフィス
に安心・安全のネットワーク環境が広がることを期待しております。
株式会社ソリトンシステムズ 取締役 橋本 和也
●導入事例はこちらから
https://www.canon-sas.co.jp/information/2018/20180823.html
● 一般の方のお問い合わせ先 : キヤノンシステムアンドサポート株式会社
ITソリューション推進部 0120-552-023
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