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東南アジア大使館関係者が山梨県笛吹市の魅力を学ぶ

(2018/8/29)

カテゴリ:その他

リリース発行企業:国際機関 日本アセアンセンター(東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター)

東南アジア大使館関係者が山梨県笛吹市の魅力を学ぶ

~ 訪日外国人観光客誘致を目的とした視察訪問 ~


山梨県笛吹市を視察するASEAN諸国大使館関係(2018年8月23日)

国際機関日本アセアンセンター(東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1階 事務総長:藤田正孝)は、ASEAN[注1]加盟10カ国からの訪日インバウンド推進事業の一環として、駐日ASEAN諸国大使館関係者を招聘し、2018年8月23日に山梨県笛吹市への視察訪問を行いました。

本視察は、国土交通省関東運輸局の協力のもと計画され、観光資源が豊富で訪日外国人観光客の誘致にも注力している笛吹市がホストとなり実施する運びとなりました。視察にはASEAN諸国の内、ブルネイ、カンボジア、ラオス、マレーシア、フィリピン、タイ及びベトナムの駐日大使館関係者12名が参加し、市内にある大石公園、甲府・峡東クリーンセンター(甲府・峡東地域ごみ処理施設)、金桜園(日本農業遺産「果実の里」)、日本遺産「葡萄畑が織りなす風景」、石和温泉観光案内所などを訪問しました。

視察先の一つである甲府・峡東クリーンセンターでは、一行は環境保全に配慮してごみの減量化と資源化を図る施設であるエネルギー棟・リサイクル棟の機能について説明を受けた後、実際に施設を見学し、峡東地域の4つの市[注2]が最新設備を用いて取り組む「循環型社会」の形成について学びました。参加者からは施設運営などについて質問が寄せられ、ASEAN諸国での「ごみ処理」に対する関心の高さがうかがえました。

また、果樹栽培が主要産業である笛吹市は、地元で独自に採用する果樹農業システム[注3]「果実の里」が日本農業遺産[注4]に認定されており、日本の葡萄栽培発祥の地とも云われています。更に、同市には日本遺産に登録されている「葡萄畑が織りなす風景-山梨県峡東地域-」があります。日本産の高品質な果物は、東南アジアでも人気を集め高値で販売されていることもあり、歴史ある果樹農業や、ワイン醸造を観光資源として取り入れた施設・案内所の視察に対し、一行は深い関心を示しました。

視察の後、一行は笛吹市長と笛吹市議会を交えた情報交換会に参加し、笛吹市の観光担当者に、ASEAN諸国における訪日観光プロモーションの成功事例などを共有しました。本視察訪問はASEAN諸国の政府関係者に日本の地方の魅力を紹介する機会になるとともに、参加者が日本の地元の環境やコミュニティに配慮した観光振興の取り組みについて学び、参加者と地方自治体とのネットワークを強化する機会となりました。

[注1] ASEAN(東南アジア諸国連合)とは、1967年に結成された地域協力機構。加盟10カ国(ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の総人口は6億4千万人を超える。

[注2] 峡東地域の4つの市:甲府市、笛吹市、山梨市、甲州市

[注3] 峡東地域の果樹農業システム:盆地の形状を生かした高品質の果実の生産・加工、農業の観光利用などを組み合わせ、地域の暮らしを支える産業の維持と生態系との共存を図る農業システム。

[注4] 日本農業遺産:社会や環境の変化に適応しながら形づくられた伝統的な農業と、それによって育まれた文化・景観などが一体となった「農業システム」から、農林水産省が世界及び日本におけるその重要性を認定する制度。

<<国際機関日本アセアンセンター>>
正式名称:東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター
ASEAN10カ国政府と日本政府により1981年に設立。
貿易・投資・観光・人物交流の4分野を中心に、ASEAN商品の輸出促進、日系企業の進出支援、人材育成、日ASEAN間の観光促進等を通して、日本とASEAN諸国との関係促進に貢献する国際機関です。
URL:https://www.asean.or.jp/ja/

<<本リリースについてのお問合せ先>>
国際機関日本アセアンセンター 観光交流部
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1F
Tel:03-5402-8008
Fax:03-5402-8009
E-mail: info_to@asean.or.jp

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